【ネタバレあり】まんがグリム童話 毒婦たちの犯罪白書のレビューと感想

この作者さんの作品はどれも読み応えがあって好きです。あだち充系で顔やキャラがどれも似通ってはいますが読み応えあります。

蝮のお政と蟹のお角を読みました。

魔木子先生の作品のヒロイン達は悲しくも情熱的な美しい女性ばかりで思わず感情移入してしまいます。彼女達は愛に飢えた悲しい女性だったのでしょうね。そのせいで悪い男に騙されていいように弄ばれてしまうのが気の毒です。蟹のお角の惣次は一途にお角を想ってくれたのがよかったですね。

うーーーん

展開が早い。要するに、ちょっとストーリーが雑なのよねー。もう少し、丁寧に進めて欲しいなぁ〜と思います。

んー

男女の関係で 最後には裏切られて 殺害してしまう。よくあるパターンのような...絵柄は綺麗で 読みやすかったです！

蟹のお角の話が好きです。

表題作の蝮のお政の話も良かったですが、お政とは対照的に蟹のお角は一人の男性に愛され過ぎたが故に破滅の道を辿る事になってしまったのが印象的でした。生きて幸せになる事はできなかった分、どうかあの世で再会して幸せになって欲しいと思ってしまいましたね。

ストーリーはシンプルなのに

鋭く妖艶な絵に吸い込まれていく
内容は想像しやすい、シンプルなのに、この絵のせいか惹き込まれていくのが不思議

毒婦の前は優しき女性

最初から、毒婦なわけでは無く、優しき女性達がそうなるまでを描く。妹達の世話をして良い娘だったのに
名古屋から、来た教師に騙されてしまう。

まだ１話目です

蝮のお政…これから強くなっていくんだろうなあ。元々はとても良い子だったのに、あの事件からおかしな方向へいってしまった

男運の悪い女

内東は聖職者で妻帯者のくせに、純真な乙女・お政をまぶらかすなんて。
それがお政の転落の始まりだったと思うと、悲しいです。
ラストは、希望があって、良かった。

マムシのお政は日本の毒婦図鑑に必ず出てくるひとですが、この結末は良いですね。史実か創作かはわかりませんが、彼女に合う相手と出会えていればこうなっていたでしょう。
第２話はたいした悪女じゃないし、話も凡庸。
第３話はむしろイイオンナの物語じゃないかと思います。
良い物語です。愛と悲しみが伝わってきて辛くなりますが、憎い男の結末にはスッキリしました。
短編だしポイント数低いので、無料以降を読むならば第３話からをオススメします。