【ネタバレあり】わにとかげぎすのレビューと感想

不思議な安心感

怖いもの見たさに恐る恐る読み始めましたが、予想外の展開に引き込まれて一気に読了。読み終えてみると、結末に何故か不思議と安心したことを覚えています。

正直なところ 絵はニガテ

でも 人生をこじらせまくった32歳の孤独な夜間警備員の男の日常をみていると 意外にも笑えて にくめなくなってきた

すぐそこにある非日常

なんとなくそこら辺に落ちてそうな一般的なおっさんの日常が！？
作者さんが大好きなので読み進めましたが思ったより深い
最終局面で正直どうなるかと思ったけど、あ、こんなもんかー、てところがまた生々しくて自分は良いと思いました
ドラマ化もされてましたが全然悪くなかったです

終盤

終盤はシリアスさを増してきます。
全体的に重苦しさを感じるのであまり好きになれなかったです。
古谷実さんの作品はギャグ漫画が絶品なだけに物足りない

こんな子は現代にでも沢山いるのだろか？人が苦手で避けたくて夜の警備に？って人も実は友だち欲しいのかも。。。

古谷作品において繰り返し現れるモチーフの一つに「犯罪」があるが、登場人物が善良で魅力的であることから、作品全体は爽やかな印象になっていることが多い。わにとかげぎすはその一番良い例だと思う。

シュールな空気感がたまらない。かといって現実的からぶっとんでて全くない話でもないリアリティさ笑 作者さんワールド中毒性ありまくりです。

意外に面白い！
絵が…特に主人公の顔面がインパクトあるので、ちょっと女の人は抵抗あるなと思ってみていましたが、人物が性格がかなり個性的で面白い！
32歳の孤独な？おじさんが、流れ星に願うのが、「ともだちが欲しい」だったから…不覚にもキュンとしちゃったじゃん!!

ただいま、くりぃむ有田＋本田翼ちゃんでドラマ化されております。
人生を無意義(ほぼ睡眠)に過ごしてきたことに、急に危機感を覚え始めたおじさんの話。
古谷実作品の中でも、このヒロインは特にエネルギッシュで痛快。
32年拗らせてきただけあって、100％とはいかないですが、まぁまぁハッピーエンドなのがありがたい。

独特な

稲中から思ってましたが…

独特な世界観です！

でも稲中のようなコメディとは全然違うのでギャグマンガだと思ってる人は注意が必要かも…