4.0
昔読みました
ももちさんの作品があると知ってちらほら読んでいます。この作品、ちょうど思春期の、自分なんていなくなればいいのに、とか、ちょっと嫌なことがあると「死んでしまいたい」と思っているような頃に読んだので、すごく刺激的でした。今読むと、とりあえずマナツは学校は休んで精神科にかかろうか…とか、アスパラはひとまず入院しなくちゃね…とかいう思考が働いてしまいます。ただ、現実にこうやって悩んでいる若い世代がいるということを、その若い頃を通り過ぎてしまった自分たちが知っておかなければ、救うことはできないよな、と思います。そういう意味で、大人が読む価値も大いにあります。
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