みんなのレビューと感想「さくらん」（ネタバレ非表示）

競い合う華

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遊郭の世界の綺麗さも汚さも、安野モヨコ先生は見事に描いています。
そしてそれを蜷川実花監督は華麗に映画化。主演は土屋アンナに安藤政信、菅野美穂、木村佳乃。
それぞれが、漫画から抜け出してきたかのようでした。
「なりとうない、はなってから言え」や「鬼だ、笑う鬼だ」、「声は出すものじゃなく漏らすもの」など名言もいっぱい。
おかしく、激しく、絢爛で、そして哀しい廓の世界に生きる女たちの生き様を描いてくれています。

これは！あの映画の？✨
こんなに短いと作品だったことにびっくり。映画は見たけどこちらは見たことがなくて。
そしてハッピーマニアの作者さんだったのも今知りました。
わからないことがまだいっぱいありますね-

学生時代に本屋さんで、ドキドキしながらコミックを買ったことを思い出しました。
もぉ〜本当に世界観が大好き！

アメリカの大学で教材として取り上げられていました。吉原の世界観の中で、強く生きている主人公の姿が素敵です。

絵柄について

絵柄はなんとなく表紙で察していただけると思いますが、安野モヨコ先生の象徴的な女性らしいようで何処か強さがある唯一無二の絵だと思います

映画化された話とは知っていましたが、初めて読みました。吉原の悲しくも妖しくもある世界を垣間見られる感じがしました。

芯の通った女性

日本の遊郭の世界を安野先生ならではの画力と美意識で素敵に描かれています。そこで働く女性たちの、自分の価値観で生きていく姿はいつも清々しいです。どんな世界にも表と裏があり、それをすべて自己責任ともって生まれた運命（才能も含め）で進んでいく女性を描くのがこの作者の一番の魅力なのではと思います。

面白かったです

読んで、エネルギーをもらった気がします。世界観が良かったです。花魁が題材ということで、色々考えさせられました。

美しい。

先に映画を観ている人もいると思いますが、こちらの原作漫画！！是非読んでいただきたい。モヨコさんの漫画を読むと、本当に元気になれます。

映画は美がメインな作りだったけど、漫画は人間関係のドロドロしたところや女郎の大変さなどがよりリアルに描かれて面白いです。