5.0
恋とはこういうもの
ゲイやBL苦手でも、恋する気持ちはわかると思います。
一人不安になって離れたりくっついたり、振り切ったのにやっぱり忘れられなくて・・・それでも一緒にいることを選んだ二人は、たまらなく素敵です。
粘着質な恋人の気持ちがよく理解できる私ですが、そんな風に追いかけられてみたいなーとも思ったりします。
恋する気持ちに男も女もないな、と思いました。
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ゲイやBL苦手でも、恋する気持ちはわかると思います。
一人不安になって離れたりくっついたり、振り切ったのにやっぱり忘れられなくて・・・それでも一緒にいることを選んだ二人は、たまらなく素敵です。
粘着質な恋人の気持ちがよく理解できる私ですが、そんな風に追いかけられてみたいなーとも思ったりします。
恋する気持ちに男も女もないな、と思いました。
このシリーズを読んでいつもささる言葉があります。
たまきの常務の愛人だった母が言ってた人のものをとったら必ず報いも受けるんだっていう言葉。
その時大伴はたまきは悪くない、あの時は誰のものでもなかった、と言う。
でもたまきと別れて、今ヶ瀬を選んだ。
今ヶ瀬も部屋に灰皿とマグカップが無かったら戻る提案はしなかった。
絆が欲しいと言った。それって深い。
今ヶ瀬の策略の積み重ねの結果とも言えるけど。良かったね、今ヶ瀬。
そんな出会いが出来るのも貴重だなと思えたのでした。私の中でこの作品はBLというジャンルではなかったです。
「窮鼠〜」「憂鬱〜」「梟」「俎上〜」と一気に読みました。
先輩の事を好きになり過ぎて不安定な今ヶ瀬が痛々しくて、読んでて辛くなってしまいます。一つ一つの台詞にも考えさせられて、何度でも読み返したくなります。
実際ゲイの人がノンケを好きになるとこう言う葛藤があるのかなと思ったり。
どうにか落ち着いたから良かったです。
指輪のくだりはホッとさせられましたが、手放しには喜べない後ろ暗い感じが残るところがまたイイです。
ちょっとめんどくさいタイプの彼女が出来てこのままで終わるのか?と思っていたら、事故に巻き込まれて今ヶ瀬と恭一が再会してようやく恭一が自分の気持ちに気づいて初めて自分から彼女に別れを言うなんて…!2人のこの曖昧で揺るぎない絆はきっとなんだかんだ言いながらずっと続いていくのかな…続いて欲しいな…読み終わった後は映画を見終わったような感覚になりました。
このシリーズ、読み返すかな?
私には複雑過ぎて苦しかった。
シリーズが進んでも進んでも、何故に恭一がそんなにいいのかさっぱり分からなかったし。
あんな優柔不断男、フラフラし過ぎてどっか飛んで行けばいいのにと思った。
ノンケが同性からの本気の愛に向かい合うのはそう簡単じゃないとは分かるけど、恭一は本当にズルい男。優しいんじゃない。ただの狡い男。
それでも今ヶ瀬が好きなら仕方ない。
恭一も今ヶ瀬を手放せないまでになってくれたし。
私は最後まで一途で怖い程の執着で恭一を好きな今ヶ瀬が好きでした。
彼が幸せになれるならそれで良い。
幸せになって。
初めて読んだBL作品がこのシリーズ。BLへのマイナスイメージが覆され、他のBL作品もちょろっと手を出したらしましたが、今のところこれ以上の作品と出会ったことがありません。
いや、恋愛というジャンルにおいてこれほど狂おしいほど激しく切ない恋愛作品は、ほかに無いのでは?
激しくて、脆くて、痛みすら感じる切ない想いが絶対に描かれていて、その想いは美しさを感じるほどです。
何度も読み返したくなる作品です!!
個人的に、こういう内容が好きです。
どこまで行っても異性愛者の自分には、同性愛者の生きづらさを理解するには限度があるから。
異性間なら簡単にくっついたり離れたり出来る部分はあるけれど同性間はそうはいかない。
相手を大切に思うからこそ、諦めて手放さなきゃいけない。
それこそ身を斬る思いで。
まだまだ日本では、同性間での結婚はハードル高いし、何より偏見がなくなる事はないから厳しいモノがあるけれど、幸せになる権利は誰にでも等しくある。
本当の意味で多様性が認められる世界になれば良いと思った作品です。
大伴先輩の流されっぷりも、今ヶ瀬さんの拗らせ一途っぷりも、最高に可愛いです。
ベタに指輪をつける事を言い出す大伴さんと嬉しそうな今ヶ瀬さんが、バカップルで微笑ましい。
幸せを感じられる作品で、BL初心者でも安心して読めると思います。
シリーズ通して読みました。
男性同士の恋愛の話ではありますが、BL作品というよりも、レディコミ作品の一種という感じ。
ですが、読み出したら止まらない状態で重いなとは思いながらも、主役たちに感情移入してしまいました。
リバだし、NLもあるし、ゲイの彼が女性的(心情が)な部分があるので、好みによっては、気を付けなくてはならない人もいらっしゃるかと思いますが、オススメです。
言葉の選び方や表情がとても上手い。
何度も読み直して、心に残る台詞がたくさんあって余韻に浸ってしまう。シリアスなの場面なのにクスッと笑ってしまうセンスもすごい。
相手への執着と強い思い。思いやるからこそ、離れて、離れては耐えられなくなって戻って。繰り返して二人はお互いを信じられるようになるのかな。
とても心に残る作品です。シリーズを通して、じっくり読むことをオススメします。
今まで読んできたBL作品とはまるで違って、ゲイとノンケの二人は信頼関係があってもどこか気持ちの行き違い、言葉がないとこうなるのかと涙が止まりませんでした。号泣です。
ゲイの後輩の一途でうざいくらい先輩を愛しすぎて、ダメになっていく様がたまらなかった。たまきちゃんが良い娘すぎて、そこも切ない。