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みんなのレビューと感想「アイアムアヒーロー」(ネタバレ非表示)

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  1. 評価:3.000 3.0

    電子コミックより単行本かな?


    内容はすごい勢いのあるパニック系で夢中になります!

    ですが一話一話のページ数が少ないのでどうしても電子コミックだと割高感と、次のを買うまでワンアクションあってしまうのでせっかくの疾走感が止まってしまいます(´・ω・`)

    ですが人間味のある登場人物や、実際こうなったら自分もこうなっちゃうかな?と共感出来たりする内容の濃いストーリーなのでオススメ!
    青年誌独特の絵が苦手なあたしも夢中になって読めました♪

    • 19
  2. 評価:5.000 5.0

    ゾンビの世界の普通の私たち

    ゾンビ漫画として、いや、ゾンビ映画も含めて、このリアリティーは圧倒的だと思う。
    ほとんど唯一無二と言ってよい。

    ゾンビをいかに恐ろしい描くか、ではなく、ゾンビをやっつけるヒーローをいかにカッコよく描くか、でもなく、ゾンビのいる世界で「普通の人間」がどう生きるか、ということをこれほど徹底的に突き詰めて描いた作品というのは、他にないのではないかと思う。
    その想像力が、素晴らしい。
    ゾンビのいる特殊な世界を構築するだけの想像力ではなく、特殊な世界に放り込まれた普通の人間、に対する想像力が、数多のゾンビ作品の中で突出している。

    もし明日、ゾンビが大量発生したなら。
    本当は別にゾンビでなくてもいいのだが、何か日常の秩序が崩壊するような事態が勃発して、パニック映画的な世界が訪れたなら。
    普段ヒーローでも何でもない私は、案外、日常の中では抑圧されていたポテンシャルを存分に発揮して、ヒーローになれちゃうかもしれない。
    などと、夢想家の私なんかは思う。
    この種のフィクションを楽しむ読者の多くもまた、似たようなことを妄想した経験はあるのではないか。

    でも、多分、なれない。

    ゾンビが出ようが出まいが私は私であって、それ以上でもそれ以下でもない。
    隣人にさっくり噛まれて終了のモブで終わるだろう。
    しかし、それでもなお、本来モブであるところの私が、あるいは私たちが、ヒーローになろうとするならば。
    その答えが、この漫画にはあるような気がした。

    そう考えると、「アイアムアヒーロー」、このタイトルにもう、泣けてくる。

    by roka
    • 8
  3. 評価:5.000 5.0

    ネタバレ

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    多分最後まで読んだ人でもイマイチ分かりにくい話だったと思います。

    ネタバレです。

    まずタイトルの意味ですが、俺は『ヒーローだぜ』ではなく、「a」←「1つ」という解釈で『俺は孤独な英雄』の方が正しいと思います。

    長い冒頭の英雄の日常を描いている部分で「何これ???」とか「気持ち悪い」と読むのを挫折する人も多いかと思います。
    その感情、正しい感情だと思います。
    この主人公・英雄を好きにはなってはいけません。理解出来なくて当たり前だと考えて読んでみてください。

    英雄の日常や性格的な部分が伝わった辺りからゾンビが登場します。
    ここでも英雄にヒーローを期待しながら読まない方が良いです。
    最終的に英雄は生き延びますが、これはゾンビからも見捨てられた(仲間に入れてもらえないような)ダメ男という証明なので…

    冒頭の英雄はよく妄想相手に独り言を言っていますが、最後一人生き残った時はその独り言が意味不明なものになってしまっています。完全に病んだような…

    ハッピーエンドは期待しない方が良いです。

    つまらないと思う人もいるかもしれませんが、奥の深い作品だと思うのでオススメします。

    by 匿名希望
    • 7
  4. 評価:4.000 4.0

    ラストは賛否両論

    ネタバレ レビューを表示する

    冴えない漫画家アシスタントの主人公。自分の人生くらい、ヒーローになりたいと切実に思っているのに行動に移せないところは、きっと誰だって一度は経験してるだろうなと思います。そんな気持ちに折り合いをつけられないまま大人になったんだなぁ……。
    今まで言うなれば脇役のような人生だったのに、猟銃のおかげで一躍物語の主人公。けど根っこが変わってないから、後半の英雄の行動には少し苛立つ事もありましたが、最後比呂を助けにいくところは立派だなと思いました!
    ラストは賛否両論ありますが、最後の最後、ここで生きていく決意をしたように見えて、私は好きでした。英雄らしいなと。

    • 5
  5. 評価:5.000 5.0

    まず映画を見てきました

    映画を見るために予習で無料分だけ読み、映画見た後一気にポイント使ってしまいました。
    これは面白い!

    映画はジェットコースターのようでテンポ良く展開していきました。電子書籍を同じに考えると違和感を覚えます。
    13話まで読みましたが、後はすみませんが単行本で読みます。再読でじっくり読み込むには電子書籍でもいいんですが、ねぇ。
    自分のペースで読みたい時には向かないようです

    主人公のザ・日本人気質が愛おしい。
    この後映画で見た展開になるのが信じられないです。

    • 3
  6. 評価:5.000 5.0

    高い完成度

    ひでお、英雄、えいゆうと書いてヒーローである主人公ですが、とにかく名前負けが過ぎるでしょう、と笑えるくらいに普通。
    本当、普通にヘタレで、適度にキモく適度にズルく適度に憎めないキャラです。
    そんなヒーローらしからぬヒーローを応援する事が、この漫画の醍醐味です(たぶん)。
    普通である自分と普通過ぎる英雄をリンクさせて、手に汗握りハラハラドキドキしながら楽しめます。

    特筆すべきなのは、この作家さんの執拗なまでの描き込み。
    一コマ一コマ、これでもかとばかりに入念に描かれていて圧巻です。
    このサイトでは他のサイトや紙媒体の様に俯瞰で見られませんが、是非ともそっちの見方もしたい!と気づく事が出来たので、最初にここで読めて良かったと思います。

    ゾンビ登場までは、一見くだらなく思える展開が長っ!と感じるかもしれませんが、英雄の周囲の人々がゾンビへと変異すると個々の変わり様が元々の人格に沿っていて、伏線である事がわかります。
    とてつもなく凶暴なゾンビになったり、逆に誰も傷つけたくないゾンビになったり。
    そういう細部、それぞれのスタンスの描かれ方は秀逸で完成度が高いと思います。
    ゾッとしたり笑えたり泣けたり、たくさんの感情が得られて、なかなかのエンターテイメント性がありました。

    by spica*p
    • 0
  7. 評価:5.000 5.0

    ハラハラする。心臓弱い人は注意。

    手に汗握るとはこの漫画のこと!
    途中や終わりかたには、不思議な理解不能のところがいっぱいあるし、男女の愛憎が別の怖さを生むところもあるけど、この漫画は面白かった、って断言できます。続きが気になってどんどん読んだ。まずはコミックスで言う1巻は読んで欲しいですね!終わり方が、予想通りなのに怖くて秀逸!

    ところで、生命の危機に陥ったらホントにセックルしたくなるのかな?身の安全の保証もないところで無防備になれないし、デキたらまじでどうしたらいいのか!?女としてはとても気になるんですけど、それが本能ってヤツなの?

    • 0
  8. 評価:4.000 4.0

    最後の昭和の男たち

    ネタバレ レビューを表示する

    最終巻を読んで、初めて英雄は寅さんに似ていると思った。何故英雄は漁船に戻らなかったのか?ヘリで脱出した人々と無線で連絡を取ろうとしないのか?女性を求めていながら、誰も心の内奥には踏み込ませず、人のぬくもりを求めているようで、実はそれらが鬱陶しくてたまらない。表層と深層の意識が真反対を向いている。だけど現代的な精神病質ではない。多少の共感能力は持ち合わせているし、義理人情もわきまえている。そう、太宰治や梶原一騎に代表される昭和のエゴイストタイプなのだ。おそらくは誰にも看取られず、ひっそり死んでゆく運命においても二人は共通している。しかし、それは不幸な事だろうか?無意識の内に、そういう人生を選択していたのではないか。
    英雄は銃でZQNを撃退したからヒーローなのではない。文字通りのラストシーン、深々と雪の降る池袋の街を猟銃を携えた英雄の背中を見た時に、この男にとっては、この街が人混みで溢れていても、或いは人類が滅亡していようと、本質的には違わなかったのではないか。彼は最初から一人ぼっちだったし、それは最後まで変わらない。孤独感で心がひしゃげそうになりながらも、なお生きようと足を踏み出した時に、誰にも見られていない次元において、彼は初めてヒーローになったのだ。それはネビルの強がりめいた自己認識とは違う。寅さんやトラビスとも共通する、心の内側だけでひっそりと起こった孤高である事の肯定なのだ。最後のコマを読み終えた時、私はそう理解した。確かに作品としての構成は破綻しているかも知れないが、英雄の背中の大ゴマを見た時に、タクシードライバーのラストと同様に、もうこれ以上何も説明しなくて良いと、私には思えたのだった。

    • 1
  9. 評価:4.000 4.0

    絵的にはあまり得意な系統ではないですが、行きつけのお店で勧められて読み始めたら、もう止まらなくて…
    ゾンビものではあるんだけど、何というか親近感が湧くというかリアルな生々しさがあると言うか…
    英雄がヒーローらしくないのが大きいんだと思うけど
    あと、どんなに危機的状況でもヤることはまぁヤるんだなぁ…とか。
    グロい方だと思うので得意でない方はご注意を。

    ラストは賛否があると思いますが、これまで見てきた英雄を考えると、このラストでいいんじゃないかなってなります
    しかし、アイアムアヒーローには2つ意味があったんですね…

    by 匿名希望
    • 0
  10. 評価:4.000 4.0

    ネタバレ レビューを表示する

    ゾンビが出ない日常の「静」とゾンビが襲撃してくる「動」のシーンが絶妙。突然ゾンビが現れたり、丁寧な風景描写と台詞の少なさも相まってまるで映画を見ているような読後感でした。ちなみに実写映画も以前観ましたが、映画では英雄の人間性(妄想癖、劣等感、卑屈さ、生真面目すぎる不器用さ…)が深く掘り下げ切れておらず、冴えない、煮え切らない、くそ真面目な男という印象止まりだったので漫画読んで良かったです。

    • 0
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