【ネタバレあり】砂時計のレビューと感想（4ページ目）

静かだけど心に刺さるお話です。

お母さんの自殺を背景に杏の思春期、不安定さが描かれています。
恋愛マンガというよりは、親の自殺で深く傷を負った杏が、母親の死を受け入れ、精神的に自立していくお話です。
そこに杏を支える大吾や藤との恋愛が織り交ぜられています。

恋愛マンガの側面で言えば、
藤、あっさりしすぎでしょー。
従兄弟と深い仲になって安定しています。
もっと杏とのことで、悩んでも良いのかなとも。
ただ、過去は過去であり戻らないことや、前を向くことを描くためには、必要だったのかなと。

あと、最後、大吾とハッピーエンドは良かったですが、あんなにも大吾に囚われ、ずっと心から離れられなかった人と、あっさり復縁。
もう少し復縁になるまで、お互いの気持ちをぶつけ合うなり丁寧に描いて欲しかったです。
読んでる側は涙なしでは読めないくらい。
大吾の気持ちもよくわからないし。。

主人公の心理描写は丁寧ですが、まわりがあまりにあっさり描かれているので、星4つです。

最近泣いてない人にすすめたい

前情報なしで読み始めて、キラキラなラブストーリー？と思いきや
重い

杏の恐怖、不安、寂しさ、弱さ、怒り、苦しみの描き方が上手くて引き込まれ
藤くん推しとしては、もう藤くんでいいじゃないか好きになってあげてよと思うんだけど
だいごじゃないとダメなのもわかるし

登場人物が全員細やかに描かれていて素敵

若い子が読んでも最高の漫画だけど
そこそこ経験積んだおばちゃんでも読みながら心が痛くて苦しくて泣ける

毎日のんびり幸せな主婦ですが
久々に漫画読んで泣きました。

泣くととっても疲れるけど、どんな涙でも流すと心がスッキリします。

この後は花野井くんみたいなホワホワするのを読みたいと思います。

切ない

女の子の人生そのものを描いてて、すごいなぁと思います。多感な時期の親の離婚による見知らぬ田舎への引越し、精神的に弱い母の死、父との再会により都会への引越し、恋人・友達との関係、友達兄妹の出自の秘密、等暗いテーマが時折笑いを交えて進みます。展開も早いので面白く、どんどん引き込まれます。

登場人物が皆そろって良い人なのも、好きです。素晴らしい作品だなぁと思います。

心暖まるところもあり、考えさせられる場面もありの素敵な作品です。
杏は辛い出来事があったけど、大悟と藤、おばあちゃん、パパ…周りの優しさに支えられてます。何より大悟とのシーンはキュンキュンですね。大悟かっこいいです。方言が優しさをさらに感じます。
私は椎香がかわいそうで…大悟を好きになったとこだけど、これからどうなるんだろう…誰か支えてくれる人が出てきたらいいなぁ…

砂時計というタイトルから、恋愛模様を綺麗に描いているのかと思いきや、涙が出てしまうほど胸が苦しくなるシーンも多くありました。
番外編も沢山収録されていて、特にカナリアではヒロインの母親を丁寧に描写してくれているので、本編での悲しい出来事も納得出来ました。
幸せな結末で良かったのです。
先が気になって一気に読んでしまいましたが、またゆっくり読みたいと思える作品です。

学生時代読んでましたが、大人になった今読んでも感動するしとても面白いです。杏と大吾のストーリーが面白いのはもちろんですが、大人になった今、杏の母親の話にも共感してしまう部分がとても多くて涙しました。子どもがいるんだからしっかりしなきゃと自分奮い立たせるけど強くなれなくて弱い自分が情けなくて。おばあちゃんの優しさにも涙しました。時が経ってもずっと大好きな作品です。

何度読んでもいい話。泣ける。

親の都合で東京から島へ。
幼い子供の心なんて脆くて環境への不安なんて大きいのに、子供を置いてなんて…同じ母としては考えられない。
それを乗り越えた強さを尊敬するし、同じ子供ながらに支える気持ち。
また東京に戻った時とか、片想いの複雑な気持ち、大人よりもしっかりした他人を思う気持ちとか
読みながら何度も胸を痛めて、泣いて。
本当名作。

切なくも温かいストーリー

登場人物が皆良い人なので、イライラせず読めました。
主人公の少女時代から大人までの人生が軸ですが、平凡な生活ではなく、悲しく辛いことが起きます。そのことで主人公の心に辛い傷を負わせますが、その時の周りの人々が表立ってまたは裏から主人公を支え、励ましていきます。
人は1人では生きていけない、当たり前のことを感じられる作品です。
ハッピーエンドは嬉しいですね！

50話までの感想

Bread&Butter、セクシー田中さんがよいので過去の作品をと思って読んでみました
人気作品のようで、期待が大きかったかもです
20年前に連載スタートなので、絵が今より上手じゃないのは仕方がないとは思います
ストーリーが重いかなというのが一番の印象です
ベツコミに連載されていたみたいですが（ベツコミは読んだことなく馴染みがない）、高校生向け？なのかなと。。
主人公が12歳の時からストーリーが始まり、
親の離婚、母親の実家がある田舎への引っ越し、母親の自殺、
高校は父親と同居のため東京でへ引っ越し、同級生との恋愛…
周りの同級生にも、親子関係が複雑な兄妹がいて…
親に遺されるって想像がつかないし、
高校生で遠距離恋愛は、大人でも難しいと思うのにと思うし、
かなしい、切ない、苦しい、で共感できるところがあまりなくて
主人公が泣いてるシーンが多くて、読んでいて気持ちがおちる感じになってしまい…
もっと読み進めればハッピーな主人公が見れるのかもしれないけど、
たぶん続きは読まないかなぁ。。
大人だからかもかなぁ、高校生の時に読んでいたら主人公に一喜一憂してたのかも

なかなか重い

28話まで無料だったので読みました。皆さんのレビュー読んでみて課金するか考え中です。
大悟は12歳で出会った時からずっとブレなくて性格が真っ直ぐでいいなぁと思います。
ただ杏が大好きな大悟と離れてまでなぜ東京でお父さんと暮らさなくてはならなかったのか
今ひとつ釈然としなくて遠距離恋愛ならではのアレコレを描かれてもちょっとモヤモヤしてしまいました。
いや、杏の事情を全然知らない女医さんに突然言われただけで納得する？
お父さんも杏のためを思ったら自分が島根に時々会いに行けばよくない？　と考えてしまって。
漫画としてのストーリーだと言われればそうなのですが。
あと杏は自分のことで精一杯で周りを巻き込む感じで描かれていますが、
個人的には藤くんや椎香ちゃんの方が自分の事情は内に秘めて抱えたまま相手を思いやることができていて
好感が持てました。