【ネタバレあり】部屋においでよのレビューと感想

懐かしい青春な名作

昔、全巻を持っていたので、懐かしくなり再読。当時、こちらの作品と、同作者の「冬物語」と、同時進行的に読んでいて、ストーリー展開は、似て非なる作品同士といった印象がありました。こちらの作品は、切なさをより感じた気がします。作品的には、こちらが好きでした。初めは明るいラブコメディー？かと思いきや、後半以降は、切ない展開になっていくので、当時、読んでいて、ツライ気持ちになりつつも、ハッピーエンドを願って読んでいました。すっかり大人になった今読むと、感慨深い名作です。

懐かしい青春

あだち充作品は何十年も前に読みましたが、今読み返してみても心が温かくなります。年上のアヤさんと大学生のミキオが半同棲でも爽やかに描かれてて、心がキュンとする大好きな作品です。

年下の大学生と恋仲になる社会人の女の子。この時代は今よりもっと年下の男の子とつきあうなんてとんでもない意識もあったんだろうな。お互いに好きで、ただいるだけで楽しい。キラキラした時間がだんだんすれちがっていくのがただただ切なかったです。

絵も環境もかなり昔の漫画なのでしょうか。
携帯電話のない恋愛ってこんな感じだったんだなというのがわかって面白いです。留守電や、喫茶店でいつくるかと待つ様子が今では考えられないですね。

年上の彼女と年下の彼氏、お互いの夢などすれ違いや様々な感情がリアルでした。
どちらか一方の家で過ごした時間が長いと、別れた時に家に居ると想い出が蘇って辛く切なくなってしまうのが、ラストの数コマでよく伝わって本当に切なかったです。

んー…
大学生のルーズさとか
仕事帰りでもダラダラしていた男子にごはん作ってあげちゃう女子とか
仕事帰りで疲れて眠い彼女を放って深夜番組みて、眠らせないようにコーヒー淹れるとか、
昔ならアリだったかもしれないけど、今はダメだわー。
な、一昔前の価値観が丸わかりな作品でした。

憧れてた

高校生のときに読んでて、久しぶりに再読してみたら、やっぱり面白いですねー。夜の飲食店のバイトに素敵な彼女、そして、夢‥
大学生の生活に当時、憧れてたな〜

昔単行本で読んでたので懐かしく詠みました。
惹かれてる二人だけど、お互いの夢のためにすれ違っていく。何年か後に再会、運命。
ほっこり、イライラと翻弄されるストーリーてす

これも懐かしいですね。

なんというか、この作家さんの作品は人の内面を上手に描けるんだけどなんせ暗い！自分が明るい時じゃないと読めないかも…。面白いんだけど、暗い！

途中ですが

カットインのような絵がいくつも続くのが苦手です。気になっていくストーリーではあるけれど、絵が何度か変化するだけのシーンは減らしてほしい。描き方が独特なので好みが分かれるかな。