1.0
共感ポイントのない主役達
たまたま他人として出会って好きになった異性が姉弟だった
好きでたまらないから業を背負って一緒になる事にした
というのは(倫理的に好きではないけど)漫画のストーリーとしては無しではないと思います。
が、いかんせん主役の2人が自己中すぎる。
周りの人たちの気持ちをまったく慮ることの出来ない人には何も共感できない。
ちょっとうまくいかなくなると自分に好意を持つ他の異性のところに甘えるように転がり込む。あまりにも無神経、面の皮が厚すぎてドン引きです。
漫画の主人公って、共感できなきゃ感情移入もクソもないし、感情移入できない漫画は読むのが苦痛です。
背徳感に酔っているだけで、主役2人の人物としての魅力が何も伝わってこない。人格的にはむしろヘイトを買うばかり。気が強いのではなく、性格がよろしくない。
性に奔放なのも、絵柄や表現が古いのも、膝下があまりにも長すぎるのも、この時代の流行りだとは思うので…その点で低評価をつけるつもりはありませんでしたが、主役の性格があまりにも受け付けずこの評価に至りました。
この作者さんの漫画は昔子どもの頃に別のタイトルをコミックスで買っていて、お色気のある内容にドキドキしていた記憶があります。
しかし、大人になってみるとこう…それだけだったのかな、と思わざるをえません。
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