みんなのレビューと感想「ポーの一族」(ネタバレ非表示)(20ページ目)
- タップ
- スクロール
みんなの評価
レビューを書くLoading
-
来年も舞台化
永遠を彷徨う吸血のバンパネラという一族の、二百年もの物語りが描かれている、実に幻想的で美しい作品です。
こんなに洗練された漫画が、約50年も前に存在していたのはすごいと思います。
一昨年、宝塚歌劇団で舞台化され、明日海りおさん演じるエドガーが本当に美しくて魅了され、原作に興味を持ちました。
明日海さんは去年、宝塚を退団され芸能界入りされましたが、来年またエドガー役で舞台に立つ様です。
この作品は、雰囲気はファンタジーの世界観そのものなのに、登場人物の存在感は妙にリアルで、その対比とバランスがすごいところです。
序盤はテンポが独特で掴みづらく、多少の入り込みにくさがありました。
舞台のポーの一族で、ストーリーの概要をわかっていたので大丈夫でしたが、そうでなければ早々に挫折して読めなかったかもしれません。
それでも、バンパネラの放つオーラや不穏さ、エドガーとアラン、メリーベルのもの哀しさには惹き込まれました。
バンパネラは、この作家さんが吸血ものの洋書を読まれた際に(おそらく)バンパイアのスペルを読み誤って生まれた言葉だそうですが、何だかいい響きです。
豆知識ですが、作家さんの「望都」というお名前は本名だそうです。
生まれながらにもうお洒落。
ご両親にセンスがあると、やはりセンスのある方になるものですね。
言葉のチョイス、絵柄、色々なものが日本人離れしているなぁと思います。
お若い頃から、様々な文学をこよなく愛されてるらしいので、エドガー・アラン・ポーにちなんだ名付けも納得です。by spica*p- 4
-
4.0
何年経っても色褪せ無い、少女漫画全盛期の名作。少し絵のタッチに作者の若さを感じますが、キャラクターの少年らしさが生き生きしてる。萩尾さんらしい、ヨーロッパっぽい絵柄や会話の中の詩的な所もノスタルジック。
by 王々- 0
-
3.0
懐かしの王道少女漫画ですよね。メルヘンチックと言う言葉が良く会います。心に余裕がある時にユックリ読みたいお話です。
by 匿名希望- 0
-
5.0
美しい物語
萩尾望都先生の作品が大好きです
ポーの一族は永遠の時を生きるパンパネラ
なのになぜか弱く儚い存在に思えて
読んでいて悲しい気持ちになってしまうんです
きっと一人では苦しくて生きていけないでしょうね
薔薇とともに生きる彼らの、
胸にチクリとトゲが残るような美しい物語ですby あっこあっこ☆- 1
-
4.0
懐かしい ポーの一族! とても詩的で色んな話の付線がある 親に捨てられ孤独なエドガー 愛するものが消えていく 格調高い少しもの悲しい名作がまた読めて嬉しい
by 匿名希望- 0
-
4.0
昔何となく読んだ漫画。宝塚で公演されていたので思い出して読み始めました。ストーリーがしっかりしていて面白いです。
by 匿名希望- 0
-
5.0
タイトルだけ知っていた作品。
こんな格調高い、そして読み手の想像力がないと理解できない作品はなかなかないと思います。台詞も世界観も、美しくて哀しいです。
いい年したおばちゃんの私ですが、何度か読み返さないと、世界観がきちんと頭の中に入ってこないかも(汗)by 匿名希望- 0
-
5.0
とても綺麗
ストーリーが、柔らかく幻想的な漫画のタッチによく合っていて、とてもきれいです。
ヨーロッパの中世の建物の雰囲気と春夏秋冬が味わえます。
永遠の命を持っている、いつまでも美しくある、と言うバンパイヤのような生き物がいるとしたら、人間の栄枯盛衰、諸行無常、自然界の森羅万象こそが、彼らのなにより憧れる美にあたるんじゃないでしょうか。
永遠の美や命は切ないものだと学べます。by 匿名希望- 0
-
4.0
昔をなつかしんで
私がまだ学生だった頃に友人から借りて読んだ事がありました。
その時、衝撃的だったけど今読んでもホント素晴らしい!by 匿名希望- 0
-
5.0
ダークファンタジー
神秘的な少年と、引き込まれていく少年。ドラキュラものなのに、不思議とドロドロと怖さのない、萩尾ワールドの美しさ。読んで損はない。
by 匿名希望- 0
4.0