5.0
懐かしい作品
週刊少女コミック連載当時、リアルタイムで読んでいた作品です。
当時はサスペンス漫画、恐怖漫画が数多くありましたが、この作品は新しい風を吹かせた作品だと思います。
主人公の倫子がある日、暗闇で自身の眼が紫色に光る事に気が付きます。
そして段々と色濃くなっていく腕にあるアザの存在…
恐怖や怒りといった感情の高ぶりで豹に変身する事がわかり、変身人間を研究する曽根原先生に執拗に狙われ、能力を試す為に妹の麻衣をさらわれて目の前で惨殺されてしまう…
監◯された倫子が幼馴染みの慎ちゃんと曽根原先生の別荘から逃げ出した時に出会った小田切さん。
彼は倫子と同じく変身人間の黒豹だった。
小田切さんが登場した時は味方が現れたかと思ったのですが、彼の目的は純血種の血を残す事だった…
小田切さんの最期は切なくも倫子をかばって亡くなってしまいます。
倫子は娘を出産し、まいと名付け、慎ちゃんが養父となって育てていきます。
主人公が倫子からまいに変わり新たな展開を迎えますが、やはり最後までハラハラドキドキが止まりません。
涙なくしては語れない作品です。
昭和の作品なので、雑誌連載時を知っている世代の方は子供の頃に思いを馳せながら現代との違いを楽しみながら読んでみても良いかもしれません。
- 0