人間交差点
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あらすじ
川の流れに押し流される小舟のように、「運命」というに波に翻弄される人生。そこには、人と人とが出会うがゆえの、愛や憎しみ、喜びや悲しみがある。そんな人間模様を痛切に描き出した人間ドラマの傑作版。
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ユーザーレビュー
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一話の中に、人生が
様々な人々の運命と人間模様を、静かに、ドラマチックに描いた作品。
シリアスで、悲惨だが、どこか滑稽で、優しくて、私の大好きなコーエン兄弟の映画を思わせるような漫画であった。
基本的に一話完結(サイトだと二話)で、手軽に読める。
しかし、一話の密度は非常に濃い。
短い尺の制約の中で、毎回ここまでしっかり「人間」を描けるものなのか、と驚いた。
そこにあったのは、まぎれもなく、誰かの「人生」であった。
古い作品ではあるし、色々な描写に時代を感じる。
けれど、それらが違和感なくすっと入ってくるのは、描かれている人間の姿が、それだけ普遍的で、核心を突いているということなのだろう。
今も昔も、人間は等しく愚かで、哀しく、そして、素晴らしい。
そんな、皮肉と温かみをともに感じた。
小さな一話の中に、毎回確かな人生が詰まっている。
そんな漫画を、私はあまり知らない。by roka- 20
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3.0
癒されます
どの話も重いです。普通に生活してればないでしょ、こんな泥臭いことって思います。
自分だけがこんなにうまく生きられないだけなんだろうかと日々思っていると、生きることって誰にとってもきついことなんだと励まされ、お話の中の優しさに癒されます。
今の時代は流行らない種類の優しさだと思います。他の作品では見られない重くてださい優しさな気がします。
でも、このお話を読むとださくてかっこわるい自分を許せます。かっこわるくていいから、このままがんばろうと思います。by 匿名希望- 11
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5.0
人間の、愛ゆえの愚かさ、哀しみ、憎しみ、深く描かれていて、正直しんどいです。
でも間違いなく名作だと思いました。
文も秀逸。胸にずしんと来ます。
蒼き季節の果てにて
空白なる紙を前に坐る
綴るには遙かに多き量にて
わずかな人生にても
我等ゴミにあらず
人でありしことに愕然とする
「蒼き果てにて」よりby 匿名希望- 5
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5.0
教えられる事が多かった漫画
初めて読んだのは40年位前だと思います。
父が好きだったようで家にあったので読みましたが、最初はちょっと怖い印象を持ちました。
弘兼さんがまだ島耕作を描かれる前で、ハロー張りねずみもあったので、恐らく父は弘兼さんのファンだったのだと思います。
人間の業の深さ、愚かさや、人生の哀しみをこれでもかと見せられて十代だった私は読むたびに呆然としていましたが、回が進むにつれ、
「それでも人生捨てたもんじゃない」と思わせてくれるようになりました。私の人生で影響を受けたコミックです。小説のように味わうことをおすすめします。by BAYN- 0
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5.0
もう最高です
今まで見てきた漫画で、当方が一番夢中になったのが、人間交差点でした。
今から30年も前にみたこの作品について、中々全てを見る機会がなかったのですが、10年程前よりコンビニにリバイバル版が再販されているのを、何度となく買い求めました。
その作品がめちゃコミで全作品がみられることになろうとは。
今までも、リバイバル版で何度も見てきましたが、過去に見られていない作品もたくさんあり、一つ一つ作品を丁寧に見ております。めちゃコミに掲載していただき、ありがとうございます。by 匿名希望- 0
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5.0