3.0
青春BL完結
噂の後輩、芹生冬至は、7日間しか一人の恋人と付き合わない。
7日間以上付き合いたい相手が、現れるのをまっているのだが、冗談から先輩の篠弓弦と付き合うことに。弓弦は一週間だけのお遊びだと考えている。そして、冬至は、ずっと心にいた彼女よりも、弓弦を好きになっていることに気づきます。
交際も週の後半まできて、「性格、大雑把でやることなすこと突拍子もない、弓弦さんのそういうところが好きなんです。」と告白した冬至に。鈍感な弓弦は「ありがとう。」と友達の返事をしてしまう。
しかし、今まで自分の性格をダメ出しされ続けてきた弓弦には、そのまんまがいい。と冬至が受け入れてくれたことが嬉しくて、一週間の恋人ゴッコが切なくなってしまう。
弓弦が冬至に恋していると気づいた時には、もう数日しか残っていなくて、一週間は恋をするのに充分な7日間だった。
悩んだ弓弦は一週間の最終日に冬至を呼び出して、誰もしなかった裏技を使うことに…。
二人の高校生が少しのことで一喜一憂し、嫉妬やすれ違いを越えて愛情を確かめ合う様子は、ものなれない青春そのもので、ハッピーエンドには胸が熱くなります。
弓弦が卒業しても、きっとこの形は変わることはないのだと思えてなりません。
心配性の冬至が大学生になった弓弦にヤキモキする姿が目に浮かびます。
大切な人に出逢えた二人だから、お互い大事にしていってほしいです。
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