みんなのレビューと感想「一夜の夢では終われない!? 極上社長は一途な溺愛ストーカー」（ネタバレ非表示）（4ページ目）

「君を忘れられない」

　イケメンハイスペック男子が、実は一途な溺愛ストーカーって、「癒しのお隣さんには秘密がある」の二番煎じ感あるし〜と、正直思いました。でも、あちらと違って、ヒロイン英奈とヒーロー維人は、偶然の「再会」だったし、好きな人のことをリサーチする分には、正常の範囲内。ただし維人、会社を英奈のオフィスの近くに移転させたり、英奈の隣の部屋に引っ越してきたりと、そこは絶妙にストーカー？！「一途」と「ストーカー」の線引きって、なかなか見極めが難しいようです。
　既にお気付きのとおり、維人と英奈の出会いは、ついこの間ではなくて、もっとずっと前。それも、維人の記憶には残っているけれど、英奈の記憶には残っていないような「ささいな」エピソード。けれども、維人にとっては、今回の騒動？の原動力となる、大切な思い出となっているようです。
「君を忘れられない」…花束とともに届けられた、この言葉、一見、ワンナイトの夜のことを指しているようで、実は、もっと深い意味がありそう。「知り合いに似ている…」の「知り合い」も、他ならぬ英奈のことでは？と思わせる伏線が、そこかしこに見え隠れ…あれれ〜、一途な溺愛ストーカー、俄然、純愛の様相を呈してきました。一発逆転シンデレラストーリー、期待どおりの展開となるか、続きがとても楽しみです。