【ネタバレあり】湖に投げられた石ころ ～二度目の人生は私のために～のレビューと感想（24ページ目）

タイトル通り生きなおしもの。貴族令嬢であるヒロインが、最悪だった前世を繰り返さぬように知恵を絞って生きていく。平民と父との間に生まれた異母兄弟である弟との関係構築。弟は屋敷で虐げられてまともな教育を受けていなかったが、貴族に相応しいよう読み書きいやマナーなど必要な知識を施し、自分に有利な人物となるよう教育していく。悲惨な最後とならないようヒロインは努力する。頑張るヒロイン嫌いじゃない。王子様も登場して前世でのステー口ホルダが揃った（のかな）ところまで読みました。もう少しテンポがよいと嬉しいかも。

原因と結果、どこで気づく

全てを捧げて、異母弟のために成した、捨て身の献身。手紙で真意を伝えながら、悪評を被り悪事に手を染めたのに。なぜ弟には、伝わっていなかったのか？

回帰物で今世は弟を大切にしてるけど王子には
塩対応だけどいつかラブラブになるのかな
父親と教育係が最低 教育係は今も父が好きな所が笑えるし突っ込まれるよね

過去に戻るまでが複雑すぎて解説ないと理解が難しい。でもわかるとイボールがデゥーを溺愛する理由に納得。これからの駆け引きがおもしろそうです。

最近、回帰ものの作品をよく読みます。
この作品に限ったことではないけれど、人生には色んな分岐があって、自分の選択、言動ひとつで(ひとつきりではもちろん無いけど)こんなにも、こんなにも世界って変わるものなんだな...！と、今回は改めて感心したりしました。フィクションだけれど、勉強になるな...

自分の気持ちを表に出さず、思惑は伝わっていると信じていた前回の生では、もっとも愛していた弟に憎悪され、消し去るつもりだった皇太子に愛され...
死に戻った二度目の生で、自分の気持ちを恐れず表に出し、状況を変えていくことで、こんなにも弟の気持ちが変わった！主人公自身も、美しくなったように見えます。
前回の生では消し去るつもりだった皇太子との関係も変わってくるのかな？気になるところです。

過去に戻る前のデュランと過去のデュランの差が凄いよな…。どれだけ辛い思いをしてきたか。イボールが自分とデュランの未来を変えるために、どうにか頑張って幸せになったら良いなぁ。

登場人物の名前がややこしくて、少し読みづらい。過去に戻って弟に敵意を持たせないようにすることが話の筋なのかな？王子シディスは、どう関わってくるのかが気になる。

心をかよわせる！

憎しんでいた人から愛され、弟の為弟第一に考えていたのに深く憎まれる、死を前に気づく、生き返り、弟との交流を深め今度は相思相愛になれるように。

弟のため◯刑になった王妃が、気がついたら結婚前までさかのぼっていて、弟との関係をやり直すことに…弟の現状はひどい扱いを受けていて自分も存在を無視していたと後悔するくらいなのになぜ覚悟のうえで弟のために王妃になったのかが不明。蘇ってからは急に弟を大事にし始め周りも困惑するくらいなのに。
なぜ以前はそこまでしてあげたのか？
そして、眼中になかった新しい国王はなぜ主人公を助けようとまでしたのか？
今のところ？がいっぱい。

やっぱり絵がとっても綺麗だと惹き込まれてしまいますね。これからの3人の関係がどう動くのかとても気になってくる感じも面白いです！