私の破滅を願う人々へ

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あらすじ
長きにわたりいがみ合ってきた二つの家門の男女が婚姻関係を結んだ。お互いを憎み合う夫婦の間で、愛情に飢えたまま育った子、それがレオニだ。あらゆる人間に利用され続け、苦しみぬいた人生だった。策略にはまり死を迎えるその瞬間、彼女は異能を使い転生した。目を覚ますとそこにいたのは10歳の頃の自分。もう一度やり直そう。今まで私を苦しめてきた人たちにお返ししてやる。令嬢の復讐は口火を切った。
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みんなのレビュー
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5.0
復讐は美少女の姿を借りて、やってくる
ハイデッガーとヴェングラー、憎み合う二つの家門に下された婚姻の命令…それを貫き通すには、ギドンはあまりにも誇り高く、パオラはあまりにも夢見がちだった…全ての元凶は、自らの権力を守るためだけに他人を利用し続ける、皇帝本人にあったとしか思えません。
設定は、複雑怪奇。ヒロインレオニは、異能を使って32歳の自分から、10歳の自分に回帰したらしいけれど、前世に自分の体は残していないらしい。と同時に、妊娠していた胎児も一緒に回帰?!そんなパターン初めてだけれど、その子が次世代の異能者だとすれば、まあ不思議はないか。どちらかというと、レオニの次は、変態?魔法師フランツとの間に生まれた息子エミルのほうが、可能性高いと思うけど…(笑)いずれにせよ、この「二人」が鍵を握っていることは、間違いなさそうです。
「私の破滅を願う人々へ」の「私」をレオニとするならば、「人々」は誰なのでしょう。異母妹シェリンを筆頭に、皇后、后妃たち、その他モブの貴族あたりでしょうか。実はそれ以上に、彼女自身の目でその真価を見い出し、「命を救った」人々が、彼女の味方になりつつあるのですがね。レオニ自身、知らず知らずのうちに、帝国統一の道筋をつけているように思えます。
さて、一番気になるのは、前世で3番目の夫であったルトガーのこと。前世の彼と今世の彼、異なる時間軸上で、それぞれルトガーは存在しますが、レオニの肉体は一つ。この先、二つの時間軸の重なる瞬間が、やってくるのでしょうか…時間と空間を飛び越えた壮大な物語、伏線回収を成し遂げ、すっきりエンドを期待して、星5です。by Mayaya-
19
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5.0
予測できない!
紹介文だけ見て、ありがちな話かなと思いきや設定もキャラも想像よりもずっと深かった
まず死に戻りとも違うので、過去に戻れる理由もハッキリしている
そして転生ものではないので、主人公レオニが自分の人生をしっかり生きている
母親を虐げて死なせた上に自身のことも蔑ろにした父親のその家族、
顔と家柄しかないと何度も結婚させられて夫や子供を失うことになる原因を作る人間、
最初こそ彼らへの復讐に燃えているけど、相手が結局のところ悪人ばかりなので復讐を果たすことで世のため人のためになり
レオニ自身も復讐だけでなく平和な世界のために働くようになる
レオニの異能は「絵を介せばわりとなんでもできる」という、正直チートにもほどがあるのに無双状態にならないのが上手いなと
・状況を把握できていれば、絵に描いた時間と場所に行ける
・自分が描いた絵と同じ風景の絵がある場所なら、絵を通ってその場に行ける
・絵を被せれば他者の姿も変えることができる
・絵の中に世界を作って、その中に人を閉じ込められる
・過去を変えたので未来も変わるはずなのに、回帰する前の未来にも自由に行ける
ここまでできるというのに、「どうせ簡単に切り抜けるんでしょ」という展開だけにはならない
スカっと安心して読める部分と、予想外のことが起きてハラハラしながら読む部分のバランスがいい
回帰前の未来に行ける時点でその世界が消えてなくなったわけではないと分かるけど、
現在の子供なレオニ相手にかつての夫が特別な激しい感情を抱いていたり、
現在はレオニ以外に異能者はいないはずなのにレオニでない異能が関わってきたりと謎も多い
予測不能なストーリーで失速したり中だるみしたりがなく、キャラクターの心情も丁寧に描かれていて飽きない作品by 午後3時の通りすがり-
12
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5.0
NEWとにかく切れ者
主人公のレオニがとにかく頭が良くて、
よくある「悲惨な境遇から死に戻りして幸せになる」だけではない
仲間を増やし、悪事を暴いていく様は、見ていてかなり骨太ストーリーです。
レオニも、ただ優しいお嬢様なのではなく、怒りも絶望も知っているからこそ、しっかりちゃーんと復讐してくれるので、スッキリざまぁ展開が味わえます。
唯一愛したルドガー第8皇子と、史実より早く出会ったけど、それがどう運命を動かしていくのか本当に楽しみです。
1話の量も満足です。by わかむこ-
1
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5.0
子供と会えるかな〜続きが気になる
主人公レオニの父はハイデッガー公爵ギドン、母親はヴェングラー公爵家令嬢パオラ、この2つの家紋は敵対する関係であったが、皇帝の命令により婚姻する。心配する両親だったけど、パオラはギドンに好意があり喜んでいた。だけどギドンには愛する女性がいた為、パオラを愛することなく幼いレオニを残し寂しい生涯を終えた。レオニは父親に愛されるよう努力するものの、異能の発現がない娘には無関心だった。レオニの幼少期は親からの愛情はなかった。そして母親パオラが亡くなってすぐに再婚し、そこには愛した女性の妹が妻となり、レオニと年が近い異母妹が現れた。ギドンはレオニが高値で嫁げるよう最高の教育を受けさせた。
そして1度目の人生は皇族を含め3人の男性と結婚するけど、暗殺や行方知れずとなり子供と引き裂かれ、32歳で異能により10歳に戻った。
******
なんとまあレオニは振り回されて、ほとんどの人たちが痛い目に遭う人生なんだと思う。
皇帝が皇子や皇女さえも利用してでも手に入れようとする欲望の塊。皇女は1人みたいだけど皇子は第8までいるし、皇后も最大4人まで作れる上に侍女にまで手を出すとか、登場人物多くてややこしい。事の発端は皇帝なんだよね。
2度目の人生からレオニの復讐がはじまってスカッとする部分があるけど、それよりもレオニの策略が見事で、どうなるのか予測ができない面白さがある。ただ復讐だけが目的じゃなくて、1度目で授かった子供を探すレオニが無事に見つけられるか、どのように見つかるのか楽しみなところ。
レオニは成人して誰と結婚するのかな。ルトガーがわたし的には1番いい思うけど本当に予測できない。
2度目はたくさんの人たちに愛されてよかった(*´ー`*)
そしてなんといってもラスボスはやっぱり皇帝でしょう。66話まで読んで既に皇帝の砦を壊しはじめている。けど皇帝本人はレオニの異能を十分理解していないこともあって気づいていない。ただレオニ自身もまだ準備段階で、これもまたどう皇太子にバトンを渡すのか気になる。
父親ギドンとの関係。レオニの復讐ターゲットは、皇帝と並んでギドンも最有力候補でレオニ自身も言っている。
ギドンは能力の高いレオニに父性を感じた。1度目には無い感情を許すのか。
おもしろいから最終話まで読むと思う。by 伽羅女-
6
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5.0
NEW面白い!
まだ無料分の読みかけだけど、これは無料分を読み終わっても課金して見ると思います!
最初は少し意味が分からなかった所も、後から伏線回収できるのでそういう事ね~ってなりスッキリ!
相手のことを誤解していたであろう?元夫の第8王子の事や子どもがどうしたのかとか気になることだらけ!!
主人公には子どもと幸せになって欲しい!!!by 8888ハッピー-
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