午後3時の通りすがりさんの投稿一覧

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1 - 10件目/全63件
  1. 評価:4.000 4.0

    NEW
    なぜか癖になる笑

    婚外子の王女が、嫁いだら死ぬんじゃない?って超怖い皇帝に求婚されて(しかもくじ引きで決めたと)、
    生まれて初めて会った親きょうだい(つまり王族)は大歓迎で売り飛ばされたも同然だー
    どうせ死ぬならと散々無礼を働いて、こんなアタオカ娘を送り出したということで王族も国も巻き添えにしてやるー

    …みたいなところから始まる話で、わりとサクサク進む

    正直ハチャメチャで「なんじゃそりゃ?!」って叫びたくなるかんじなんだけど

    絵も、体はともかく顔がけっこう雑で、美人もイケメンもそんなに綺麗に見えないんだけど

    作品のクオリティと言われると、決して高いと思えないのに、なんかやけに癖になるというか笑

    キャラの言動が突き抜けてるのと、
    モブたちのツッコミが、読みながら思ってることと同じ内容で、それをちょっと上回ってくれるかんじが妙に心地よいというか??

    女性陣が悪役まで含めて基本アホで、周りにはツッコミ役やられ役ばかりで、皇帝だけ変に冷静なところも絶妙にツボるというか??

    なんとも表現しがたい、不思議な作品だけど、嫌いじゃないよ

    • 3
  2. 評価:5.000 5.0

    終盤はすごくおもしろい

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    序盤は、とにかく王と番が馬鹿で無能で…ってかんじでイラーっとくる笑

    中盤は王妃が徐々に仲間を増やし、国の改革を1つずつ進めていくので正直ダレる
    一気に読んだらまた違うのかもしれない

    現在配信分で、たぶん終盤に差し掛かってる
    そこまで来ると番のユミルがただの馬鹿でも無能でもなく、自分が育った環境をとにかく憎んでいると分かる

    農民の暮らしは貧しく、女は体を売らなければ生きていくこともできない
    体を売るのが当然で、母親ですら止めも庇いもしない
    農民の女を買う男は避妊なんてせず、妊娠しては自己流の中絶を繰り返して不妊になる
    王の番であると分かり涙を流すほどの喜びを感じるけれど自分は不妊と悩む
    母親は農民の娘が王妃になんてなれないから、子供なんて正式な王妃か他の愛人にでも任せろと言う
    ユミルを助けてくれたことなどないのに、実家にも住んでいた村にも大量の報奨金が入る
    不妊なこと、体を売っていたことは金のために黙っててやると下卑た声をかけられ
    番として王宮に行けば、過去を知る貴族に黙ってやる代わりに抱かせろと言われる

    魂の番であるはずなのに、自分は別の男に抱かれ、世継ぎのためには王も別の女を抱く必要があることに絶望する

    男も女も、貴族も平民も、もはや国中を憎んでいるという動機が明らかになり、望み通りの馬鹿で無能な振る舞いをして国を崩壊寸前にする

    ユミルが国を腐らせたのではなく、国が丸ごと腐っているからこその番ユミルが出来上がったことが分かる
    終盤の主人公はユミルなのではというくらい濃い話になる

    • 8
  3. 評価:4.000 4.0

    ギャグとして読もう

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    なんとも無能まみれ、無能のデパート状態な作品だけど
    貴族社会であることを忘れてしまえば、テンション高いキャラが勢いよく話を進めるのでサクサクと読める

    アイリーン…聖女じゃないらしいと婚約破棄されたけど聖女と判明

    メイナード…アイリーンを捨てた張本人の王子、別の有力な聖女候補リーナと婚約する予定がアイリーンが聖女だと分かって宙ぶらりん

    話の始まりからツッコミどころ満載で、いちいちツッコむと進まないのでお勧めしない

    最初の方、いやその後も?メイナードはずっとおバカさん
    「神殿のトップな人物が親切にも、聖女はリーナで確定だと教えてくれたよ」って情報を元に婚約破棄したんだけど
    なんで聖女選定の儀式まで待たなかった笑?
    なんで思惑もなしに親切心で情報貰えると思った笑?

    アイリーンには婚約破棄で恥をかかせ、聖女と分かった途端にぐいぐいアプローチしまくり、婚約予定だったリーナは放ったらかし
    状況だけみたらクズ男ですが、無能なだけでクズではないです

    アイリーンも負けず劣らず、危機感皆無で呑気なチョロインです
    メイナードからのぐいぐいアプローチに簡単にやられ、会ったばかりの護衛騎士に告白されて簡単に交際OKしちゃう

    その新恋人の護衛騎士も、護衛対象に手を出すわ、護衛対象を置いてどこかに行ってる隙にアイリーン攫われるわ
    コレ絶対に敵だろ!と思ってたらまさかのただの無能だったという…
    交際申し込みには思惑があったけど悪いヤツでもなくて自分から謝罪して離れていく

    誘かいされたなんて噂になったら「純潔じゃないかも?」となってお嫁に行けなくなるやんけ!とか
    パジャマ姿のアイリーンの寝室にメイナードが押しかけるとか
    未婚の貴族女性への配慮のなさもツッコんだらキリがないので無視しましょう

    聖女には国の存続に関わる秘密が!的なシリアスな話に、なりそうでならないのでギャグ漫画だと思った方が楽しい

    • 2
  4. 評価:4.000 4.0

    擬音が残念

    なにやら魔法がある世界で、
    高貴な身分の人ほど名前が短くて、
    元は平民で長い名前だったのに偉くなって短い名前を名乗ってる恋人に裏切られて、
    人買いに売られちゃったら、
    別の国の皇帝の目に留まりました!

    ってところから始まる話

    主人公セレスティアは魔法の世界の中でも特殊な「魔法を読み解いて遡って解除できる」みたいな力があって、
    貧乏暮らしだったわりには頭がとても良く、
    なのにチート過ぎないかんじに段階踏んで物語が進んでいくのでちょうど良い

    ストーリーは面白いし、絵そのものは綺麗なんだけど
    どうにも絵に動きがなくて、会話以外のシーンがわりと読みづらいかな…
    魔法戦も、動きから魔法までほとんど擬音だけで、何がどうなって勝ったのかサッパリ分からなかった

    あとちょっと表情も乏しいというか
    それなりに感情を表してはいるけど、これもまた
    ギロ、アセっ、ガーン、ブルブル
    みたいな擬音だらけで、ちょっとしらける
    擬音なしでも伝わる表現力がほしい

    • 8
  5. 評価:4.000 4.0

    メイン2人はいいかんじ

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    3Lサイズの足と長身がコンプレックスの女性
    靴を企画開発する足フェチの男性

    「あせとせっけん」の靴バージョンと言いますか
    でもどうしても、周りの無神経さが気になる…

    ファッション業界て、コンプレックスをカバーしたり、逆に魅力を引き出したりできる業界じゃないですか
    それなのに「デカい足、大きい足」と人の特徴に無神経に言及しすぎ

    商品画像撮影用の靴に3Lサイズを間違えて持ってきて、その場にいたヒロインに履いてもらって解決
    「足が大きくて助かったよ〜」と悪意なしに無神経なディレクター
    「それ女性に言っちゃダメなやつです!」とちょっと離れてヒソヒソ注意するアシスタント?

    せめて注意するなら、その場で「高身長も大きな足も魅力的だ」くらいしてくれないと、案の定ヒロインいたたまれない空気になるやんて

    でもそれに本人が怒ると空気読まない、自意識過剰、下手したら「ハラスメント・ハラスメント」呼ばわりされそうで
    嘘でも「気にしてないですよ〜」って顔するしかなくなるやつで、妙にリアルなかんじが…

    これからコンプレックス解消、魅力発揮かな
    だから改善前がモヤるのは当然なんですけどね

    • 6
  6. 評価:3.000 3.0

    王宮なのにみんな意地汚い…

    始まりは楽しかったし、別に全体的につまらないわけじゃないのだけど

    特に主人公が異世界召喚について正論でキッチリと文句言って、勝手に呼び出した王族を反省させたり
    「聖女」ってキーワードにガンガンとツッコミ入れてるところとか痛快だった
    (なんで女限定なんだ聖人じゃダメなのか、みたいな)

    ただ…
    これまで食に興味がないというか、食文化がまるで育ってなかったというのに
    主人公の料理を食べてから全員が漏れなく食への欲求がまるで抑えられなくなって、行動が控えめに言ってもちょっと意地汚く見えて

    ・侍女なのに仕事しないで主人公の周りをチョロチョロしておこぼれにあずかろうとしたり
    ・料理人でもないのに厨房に居座って、料理を手伝えと言われて「なんで自分が人数にカウントされてるの?」って態度だったり
    ・食べようとしてる王子の周りで物欲しそうな顔をして群がったり
    ・できた料理を王族に先にお出しするなんて当然なのに、材料集めから帰ってきた人が王子が食べてるのを見て「なんで先に食べてるの?」とか言ったり

    みんな「主人公が何か美味しいモノ作るのが当然」の役割みたいに考えてるのが、なんだか気分悪くなってくる
    主人公もただ出すだけじゃなくてキッチリ手伝わせてるけど、いくらゼロから自分で何でも作れる料理上手でも元は高校生
    王宮全員に行き渡る規模の材料やら分量を簡単に把握・計算できるのは不自然かな

    厨房の料理人なら、大人数の料理に手慣れてるから分かるんだけど

    その世界の料理人を選抜して教えて、その人たちが更に下に教えればいいのに、料理を学ぼうと一気に何十人も厨房に押しかけてたり

    基本的に、人の都合とか迷惑とか考えてないのがストーリーとはあまり関係ないところでかなりマイナス

    • 6
  7. 評価:5.000 5.0

    アズは推せないのでセト推し

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    「星降る王国」がどこか、まだよく分からないけど
    ニナがいた国フォルトナは正直、滅んでしまえとしか思えない

    ニナ:珍しい青い瞳の少女、孤児なので人買いに狙われないよう瞳も性別も隠して生きてきた

    アズ:フォルトナの第一王子、どうやら偽者らしいが本物の第一王子もいないし、いずれ王になる

    セト:大国ガルガダの王子、俺様・残酷・愛を知らない

    主役級はこの3人

    一夜から、いきなりニナが断罪される「罪のはじまり」
    四十三夜が、その断罪の続きで「罰のはじまり」

    ニナの罪は「姫になりすました」ってものだけど、全部フォルトナ側が仕組んだことでニナは巻き込まれただけ
    それなのに罪も罰も全部ニナに背負わせる

    ・大国ガルガダに嫁ぐ予定のアリシャ姫が事故に遭い死亡(のちに偽装と判明)
    ・婚姻の約束を破ればガルガダと戦争になる
    ・姫はそもそも巫女で、星離宮から出ることもなく顔も知られていない
    ・最大の特徴である「青い瞳」を持ち、姫と同年代のニナが目をつけられる
    ・アズが、ニナの仲間の孤児に金を渡して裏切らせ、姫の身代わりをニナに命じる

    姫のなりすまし自体が売られて買われて命令されてのこと
    ニナが嫁がなきゃ戦争だったのに感謝されるどころか国外追放
    その追放すら表向きで、裏ではニナ暗殺のために動いてる

    だからアズは、ニナが「どっちを選ぶ?」の1人だけど推せないんだよなぁ…

    ニナを姫に仕立て上げるための期間でアズはニナを好きになり、恋を知らないニナもアズを大切に思うようになり
    自分で始めたことなのに婚姻をなしにしようとしたり、国のためというよりもアズのために嫁ぐことを決めたニナに憤ったり…

    なにより、ニナへの裁きの場で真実を語ることなく国外追放を言い渡したのは他でもないアズ
    助けるつもりだったみたいだけど暗殺のことも分かっててニナを裁くんだよ

    フォルトナと一緒にアズ滅びろとまでは言わんけど、ニナの名前を奪い、地位も奪い、好きだなんだと葛藤する資格あるのか?って思ってしまう

    青い瞳が持つトンデモ能力を知ってもニナを追いかけてきてくれた、セトを推したい!

    願うだけで周りに凄まじい影響をもたらす能力を使わないために3ヶ月も独りで彷徨ってガリガリドロドロのニナを、セトは迷いなく抱きしめてくれる

    • 4
  8. 評価:4.000 4.0

    元夫が意味不明すぎる

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    元夫は学生時代からオリビアが好きでした
    元夫が戦場に何年も出ていてオリビアを放置したのはオリビアと結婚するためでした

    というのが後々判明するのですが…
    それなら自分が不在でもオリビアを守る方法を考えるべきでしたよねと

    自分の母親たちが気に入らない嫁をどう扱うか分からなかったはずないよね?
    仮にそこまで思い至らなくても、手紙で助けを求めたオリビアに「母たちの言う事をよく聞いて揉め事を起こすな」としか返さなかったよね?

    そしてオリビアが記憶している1回目の人生は
    子供を産んでもモンスター姑たちにほぼ奪われた状態で、
    母親の悪口を吹き込まれた子供は「お母さま嫌い、おばあさまたちが好き」と言うまでになる
    そして夫はそんな状態を放置して、オリビアが望まない夫婦の営みを強制する

    愛の有無なんてもはや関係ない、とんでもない毒夫にしか見えないのですよ
    逆に愛を持っての行動である方が恐ろしいのですよ…

    オリビアと離婚、オリビアが再婚、というところで急に行動力発揮して
    「当主のハンコを勝手に使って離婚書類作りました」の罪で母親たちを投獄しちゃうし、
    オリビアがお披露目される会に乗り込んで「妻よー」とか「妻を奪い返す」とか言っちゃうし

    行動がなんもかんも遅いわー
    奪い返すってモノじゃないわー

    深い深い事情があっても許される事じゃないけど、何の事情もなかったら元夫はただのバカになってしまうけど大丈夫か??と

    • 5
  9. 評価:5.000 5.0

    設定の回収はあるのだろうか

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    ストーリーとしては、結構しっかりとしていて
    貴族ものでよくある
    「こんな貴族はおらんやろ」みたいなのとか
    無意味な嫌がらせしまくる脇役たちとか…

    その辺がほぼいないので(出てきてもすぐ退場する)嫌な気分になることなく読める作品

    話の流れはタイトル通り、
    ・幸薄令嬢が無実の罪で処刑され
    ・令嬢の死をきっかけになんとお兄様が魔神になってしまい世界滅ぼす勢い
    ・それを防ぐために女神が時間を戻してくれました
    ・戻ったのは初めてお兄様に出会う直前
    ・前世の知識云々よりも積極的にお兄様に関わっていったら溺愛されるという

    なので幸薄なのはホントに最初の方だけで、死に戻ってからはちまちまとピンチはありつつ、わりと幸せに暮らせていてその辺も推しポイント

    ただ…
    死に戻る前の記憶がある、
    神の加護で辞書レベルに分厚い説明書が必要なくらいの数で特殊能力もある、
    精霊と契約してずっと側にいる
    ……この辺をまったく活用してないんですわ笑!

    前世で見覚えなさそうな怪しい使用人が出てきてもスルー

    ピンチになっても能力ではなく、ほぼ本人の根性かお兄様の救助で解決(使った能力は2コだけ)

    精霊さんは何年もただただ抱かれて愛でられてのペット状態(ちなみに仔ユキヒョウ型の精霊)

    話は面白いのですが、なんせラスボス予定のお兄様が味方になった時点でわりと最強でして
    「この設定どこ行った?」状態の、能力と知識をいつフル稼働して困難を乗り越えるのかと期待しているのだけど…

    回収される時は来るのだろうか…笑?

    • 3
  10. 評価:5.000 5.0

    ホラー漫画並みの顔芸が良い

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    復讐系で大事な大事な、復讐対象がとにかくクズでアホで、それが良いww

    転生した世界はやり込んだ乙女ゲーム
    転生した体は推しの悪役令嬢ルナリア
    ただ、このゲームかなりのクソゲーに見える

    悪役が悪役である理由が「なんか冷たいから」
    ヒロインの魅力を育てるのではなく、悪役に因縁つけて下げることで周りからの好感度をゲットするというもはやチンピラゲーム

    そんなゲームのストーリーとはほぼ無関係な設定ばかりが凝っていて、その中に含まれるのがルナリアの悲惨な過去
    超弩級のチート設定といい、本来のヒロインはルナリアだったのでは?ってレベル

    各ルートをやり込み、ルナリアの過去を集めたプレイヤーが「ルナリアの中の人」
    本当のルナリアは自ら命を絶ってしまった
    ルナリアの代わりに復讐するという目的がハッキリとしていて、かなりテンポよく最初の復讐が行われる

    数話かけて復讐対象のクズっぷりを積み上げ、期待を膨らませながら、ちゃんと期待を超えた復讐もしてくれる

    復讐対象のクズ顔から、やられ顔までの顔芸が、それはそれは素晴らしい

    とある事情で時間停止するんだけど、そこでクズ顔でストップしてるのが最高に笑える

    復讐対象も次々と湧いてくる
    転生した「ルナリアの中の人」と他の悪役たちとの関係も掘り下げられ、けっこう早々に転生したことやゲームの世界であることもバラしちゃう

    復讐のテンポがいいけど、復讐以外にも飽きない謎や要素が散りばめられてると思う

    • 3

設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています