【ネタバレあり】まんがグリム童話 吉原華の乱のレビューと感想

色んな味のある漫画

可哀想な元令嬢が色んな苦労を乗り越えて…というコンセプトの漫画
絵も綺麗 個性的な登場人物 しかし主人公ならではの災難体質に食傷気味で
もう少し思慮深くなれないものかと正直思う。

えぐい

グリムといいつつ思いっきり和なストーリー。お金持ちのお嬢様が父亡き後、継母に遊郭に売られるありがちな話。

華が強い。強すぎる。（心が）。
吉さんはとてもいい人だと思うけどなんというかブレブレに感じます。
華を見守るようで突き放すというか勝手にやらせるので毎回ピンチになる。
なんかそこはギャグ的な？？？

華の愚かさ

ヒロインの華が毎回あまりに無鉄砲な上に無神経な優しさでかえって他人を傷付ける結果になって、読めば読むほどイラついてしまいます。継母の清ばかり悪者扱いされているけど、華の無神経さも清にこれほどの恨みを植え付ける原因だったような気がしてなりません。清の方が悪女ながらも賢く世渡り上手で、ある意味芯の強い女性なんじゃないでしょうか。

華ちゃん

高貴な女の子が花魁目指して頑張る話だけど、
主人公がまー暴走しがち。笑
継母もしつこすぎる。
でも続きが気になっちゃう。

絵が綺麗

この漫画家さん、女の子も可愛くて男の人もかっこよくて綺麗で好き。
でも結構グロい絵も多くてすごい。
吉さんと華の恋の行方が気になるけど、華が純粋すぎてなのか、吉さんと衝突したり身勝手な行動ばかりとるところには毎回イラッとする。いつも吉さんを困らせて結局、身勝手な行動で窮地に陥るという。
だけど節々で伝わってくるお互いを想いあってる部分にこの先の展開を期待してしまう。

いいわ　やるわ

『はいからさんが通る』のような可憐な少女マンガのキャラクター、顔が崩れずいつも綺麗。狂犬や獰猛な猿に襲われたり猟奇な場面も多いが、主人公、華は勇敢な挑戦者として正々堂々と毎度受けて立つ。「いいわ　やるわ」
直情過ぎて、心配だが、読後感はサッパリ味。

これも一種のスポ根マンガと言えよう。

読む度に残念

最初の方のお話しは良かったですが、だんだん華の知能が低下してるように感じました。
華のアホみたいな行動、吉さんに迷惑かける、ライバルの嫌がらせの３点繰り返し。
こんな華が花魁とは？です。
絵は綺麗だし他の作品は面白いので勿体ない。

主人公が強い

きっと、この時代には本作品に描かれている事と似たような事が普通に起きていたのだと思います。残酷な話の無限ループ。絵は綺麗でお上手ですが、主人公の華が元令嬢にしては心が強過ぎる気が。過保護に育てられた令嬢ならもっと現実を受け入れるまで葛藤があったのでは。。

ストーリーは面白いけど

ストーリーは面白いけど、主人公の花魁の立場を考えると甘すぎ、迫力に欠けたご都合ストーリー、いや、悪くはないんだけど、時々あれっ？って違和感が