3.0
絵が苦手です
まずレビューを拝見して絵に不安を覚えながらも購読しました。
お話はしっかりつくりこまれてありましたが
絵が苦手でした。
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まずレビューを拝見して絵に不安を覚えながらも購読しました。
お話はしっかりつくりこまれてありましたが
絵が苦手でした。
この作者の薄暗い感じの雰囲気が好きです。
話も短いですし、各話づつテンポよく読みすすめていけるのでおすすめしたいです
暗い心も、明るい優しさも、誰かを思いやる気持ちも、怒りも、葛藤も。
誰しもが持つ感情を書き上げた作品。
漫画故に極端な例があったりしますが、何となく身に覚えがある、そんな味わいがあります。
この作品から何を読み取るか、感じるか、自分に問われている風で、読み始めたら止まらなくなりました。
絵柄もスッキリしていて見やすかったです。
お話は普通に読みやすいのですが、絵があまり上手く無いのが残念です。
キツネのような釣り目に、歪んだ笑顔。
表情の描写も全て微妙なので、読んでいて感情移入が全く出来ませんでした。
美しい設定のキャラクターも、あまり可愛らしくありませんでした。
この人の作品は、いつも全体的に暗いです。
ハッピーエンドのものも少ない気がします。
まあ、それはそれで良いですけどね。
歯がゆい悲しみや、やりきれなさが十分に出ていて、バッドエンドの話好きの人はハマります。
他の作品は、ハッピーエンド多いので新鮮でした。
思い合って生きていくこともできたはずなのに、お互いのタイミングがすれ違ってしまい、残酷な結末を迎えます。2話目までしか読んでいませんが、亡くなった娘さんの悲しい気持ちを思うとやり切れないです。今度はきっと幸せに…。
グリム童話をモチーフにした短編集。
ボタンの掛け違いのような、些細な感情のすれ違いから始まる愛憎劇。
登場人物の心の葛藤が丁寧に描かれており、それがこの作品の大きな魅力になっています。
オムニバス形式で描かれた作品たちの中には、後味の悪いラストもハッピーエンドもありますが、
バッドエンドの中にも救いがあり、ハッピーエンドの中にも引っかかる部分があり・・・と後を引くストーリーです。
ハマる人はハマる内容だと思います。