落ちぶれ才女の幸福 陛下に棄てられたので、最愛の人を救いにいきます
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あらすじ
部下に敗れ、筆頭聖奏師としての地位を失ったセリアは、秘密の恋人であった国王にあっさり見捨てられ、ファリントン王国を去ることに……。傷心の果てにたどり着いたグリンヒルで暮らすセリアの前に、昔なじみの騎士デニスが現れる。2年ぶりの再会を喜ぶセリアだったが、デニスが時折見せる大人びた態度になぜか落ち着かない気分に!? どん底の聖奏師セリアが奏でる奇跡の大逆転劇、ここに開幕!! 描き下ろし番外編「新人とお近づきになろう」も収録。
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ユーザーレビュー
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タイトルを信じて
巻で購入しました。
ああようやく、ここから彼女はきっと彼と幸せになっていくのだ、と思いきや、よりによって、まさかの、そんな──!? でも、タイトルがあります。「幸福」そして「最愛の人を救いにいきます」……こう書かれているわけですから、きっとこの後の展開は! 彼を理解し、彼を追いかけていくのかな、そして彼を救って、そうしたら今度こそ、幸福になるのかな。
タイトルを信じて、次巻を待ちます(完結までどれくらいかかるのか分かりませんが)。by てんなのふほわ- 9
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5.0
結構波乱ありで楽しかった。
はじめはヒロインが美人!で読み始めました。
序盤は胸くそ展開が続き、セリアもっとうまく立ち回れよとは思いますが、17才ですもんね。診療方針も部下のまとめ役も若い筆頭に丸投げな国が悪い。重鎮を顧問に据えるべきでしょう。
後半は楽しく平和なシーンも楽しみつつ、また波乱あり、デニスの運命の意外な重さにありゃ〜となり、セリアの気丈な性格はここで生きるのですね。そして最後の余韻まで美しくて満足でした。もっと長編でもいいぐらいでもったいないなと思ったけど、このテンポだからよかったのかな?by ロザライン- 6
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5.0
聖弦はデニスの良心…
ヒロインセリアはファリントン王国の筆頭聖奏師だが原則に忠実なあまり、騎士等に疎まれていた。(聖奏を正しく理解していない為)そこに野心を持った新人のミュリアルが現れ、人気を得る。
そこで王太子の提案で新旧対決するが、何故かセリアは敗れて追放され、王国を去る。王太子とは秘密の恋人関係だったが(これにも深い意味がある事が後で分かるが…)冷たくされた。一人長年の友人デニスが、隠した聖弦をセリアに渡す。
それから2年後にデニスが突然セリアを尋ねて来るが……デニスには大きな秘密があった。
最後には真実の愛がデニスを救い、偽りの愛でミュリアルを犠牲にした王(以前は王太子)は破れる。聖奏師としての力を失ったセリアは、デニスと真実の愛で結ばれる……
祖国の為に身を捧げたデニスはセリアを欺きセリアを追放させるように仕向けたが、その良心が(セリアへの愛)結局デニス自身を救った。その時はそこまで分かってなかったが、デニスの愛が本物だった訳で、偽りの愛を利用した王は滅びた。
ジゴクを見た二人はこれから幸せになるだろうが…セリアが大人しいだけの女性でなかった事も、良い方に働いた……のは、女性の立場からしたら、嬉しい!by グミーノ- 3
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4.0
最初はキツイ
音楽を奏で治療する特殊な能力を持つ聖女が主人公。厳しいようで正しい主人公に反感を持つ人がいるのは仕方ないけど、聞こえるように陰口言ったり金払ってんのにとかお高く止まりやがってとか吐き捨てる兵士がこんなにいるなんて、そもそも国が腐ってんだなと。卑怯な手で追いやられてしまうけど、そんなところに未来はないから行き着いた先で幸せになれと思ったらまぁタイトル通りです。繊細な絵柄が主人公によく合っています
by うさこっつ- 4
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3.0
真面目で努力家な主人公が裏切られ、追放され、それでも新天地で自分らしく明るく暮らし始める。そこで10年来の付き合いの騎士と再開し、幸せの絶頂!
でも一難去ってまた一難…。最後まで気が抜けないハッピーエンド待ちでした。
それにしても聖奏師達が可哀想過ぎたなぁ。戦争はいろんなものを奪ってしまう、人の生き死にを考えさせられる作品でした。
とにかく絵がとても綺麗で、登場人物も美しい。
最愛の人を救いに行く主人公は、本当に美しかった。by eriot- 4
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4.0