3.0
存在感がないからって、幼い子どもを置き忘れるって…。王太子はちゃんと忘れなかった…というか、惚れた女性を忘れるなんてないかっ!
by
nirai
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存在感がないからって、幼い子どもを置き忘れるって…。王太子はちゃんと忘れなかった…というか、惚れた女性を忘れるなんてないかっ!
ブランシュは存在感がないと自己肯定感が低い主人公。読んでいて充分魅力的なのにそこに気づいていない主人公。
王子様から見たらそういう子が気になる存在なのかもしれません。
性描写は少なめです。
存在感が薄いといくら噂されようが、両親、兄弟は置き忘れるなんて失態は絶対あってはならないこと。幼い頃から寂しい思いをしてきた彼女だからこそ、神様はちゃんと見てくださってたんだろう。そんな彼女だからこそ王太子と出逢い、愛されたんだと。王太子も彼女に惚れ込んでいて彼女しか考えられなかったからとはいえ、離れようとする彼女を身体の関係に持ち込む大胆さ!でも彼女だったから王太子も惚れたんだと思う。相変わらず彼女の家族は彼女の気配すら感じないとは、なんか関心無さすぎて笑えちゃう。王太子の溺愛が唯一彼女が生きる証しのようだ。
最近、転生ものとか悪役令嬢ものとかにドハマリして読みあさっておりますが、こちらの小説は特に好きです。最後もハッピーエンドで、読後感も良かったです。