4.0
話が進んでいるのか、いないのか。
愛した人に、最期に自分の名前が呼ばれなければ、そんな生きごこちの悪いことはない。たとえどんなことがあろうとも一度愛して結婚した人には、看取る自分のことを呼んで欲しい。そう思うのは、至って普通のことである。
しかし、この主人公は短い夫婦生活を共にした夫に、違う名前を愛してると言われながら生き別れた。彼の死後、次々と不可解な謎がで出てくる。それらを突き詰めた時、一体何が残るのか。。。
読み終えたあと、満足感、または空虚感が残るのか。
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