【ネタバレあり】[小説]推しのためなら運命だって変えてみせるのレビューと感想
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長いけど一気に読んでしまいました
主人公リオルド(リオ)はある日、前世の自分が好きだったゲームの世界に転生していたことに気付きます。
ゲームのリオは悪役であっさりとヒーローパーティにやられてしまう脇役キャラで…
と、ここまではわりとありがちな設定です。
でも現実のリオが物凄い。
女神に愛されていて(理由あり)、元々がチートな上に努力を重ねて魔力・戦闘力・魔道具作りの腕は超弩級、「死神」と呼ばれる凄腕の冒険者となっています。
それも全てゲームの最愛の推し、シルディオスの為。
努力の甲斐あって冒険者としてシルディオスと知り合い、一緒にクエストに出掛ける仲に。
リオはとにかく出会う前からシルディオス命!ですが、シルディオスもどんどんリオに惹かれていきます。
チートのわりに鈍感で、シルディオスの気持ちになかなか気が付かないリオが可愛くもあり歯痒くもあり。
でも想いが通じ合った後の2人は人目を憚らないラブラブイチャイチャぶりを存分に発揮しまくります。
2人の他にもたくさんのカップルが生まれますが(主に男×男)、多すぎて食傷気味に。
作者様は神官長サミュエル(美青年・攻)×神官ジュド(中年・受)がお気に入りと書かれていましたが、ごめんなさい、私は何だか気持ち悪くて。
パーティのヒーロー(受)×中年冒険者(攻)、王太子(受)×宰相(攻)もしかり。
最後にカップル達に子供が出来るのも、うーん・・
BL小説だからって男性カップル量産すれば良いってものじゃないと思うんですが。
その辺りは不満ですが、お話が長い分、リオの辛い前世や過去、女神エレスティナとの関わり、リオとシルディオスのお互いへの愛情の深さ等しっかり書き込まれていて飽きませんでした。
そして何と言ってもサマミヤアカザ先生のイラスト!
もう最高です!by ウォーターリリー- 0
4.0