【ネタバレあり】Two sides of the same coin 下のレビューと感想

どんなに辛くなっても最後まで読んでほしい

Two sides of the same coin の上のそのまま続き。

このお話は、そもそも最低で最悪、鬼畜な男（父親）のお話。
その中で出会ってしまったボクサーの航と大学生悠二の恋。

憎んで憎んで潰したかった人をどうしても求めてしまう航。
銀髪の一匹狼のようなボクサーと初めてしたセッ・ク・スが忘れられなくて愛しくて。
やっぱり求めずにはいられない悠二。
こんな二人の間に一番汚い形で立ちふさがる男。
この男こそ二人の父親で自分の最初の息子を性の捌け口にしていた健二。
鬼畜と呼ぶことになんの躊躇いも感じられないような汚らしい曲がったプライドの持ち主だった。

それを航は知ってて相手をしており、悠二はいきなり大学の先輩にその事実を突き付けられた時の衝撃。
その時点ではもう、航を諦められないほど愛してしまっていた。

航の相手が悠二の父ということは序盤で分かり、その時も多少の気持ち悪さがあったが
二人が実は兄弟で父親が一緒。
そしてその父親が航をその世界に引き込み傷つけ蔑みいたぶっている光景は本当に吐きそうなほど。
航も可哀想だが、悠二のことが切なくて悲しくて悔しくて仕方なかった。

それでもお互いを求め、離れられなかった二人が、知らない土地に行って住み始めたことを応援せずにはいられない。
二人の今後が垣間見えたらなぁ。

作者さん買いに走ってしまいそう

上下にわかれていますが、上からは想像もしていなかった展開が下に続きます。イッキ読みしてしまいました。映画のようなストーリー展開です。

こういう作品に出会うと、生きるって尊いことやなーと考えさせられてしまうのです。そしてそれは私にとってとてもポジティブなエネルギーになるので、やめられない。

忘れたころに何度でも読み返したい作品です。

上巻を読んでしまったら、下巻も読まずには
いられませんでした。
やはり途中重いシーンも上巻同様有るのですが、
下巻はコウとユウジの関係が密になり、
体だけでは無く心が繋がっていく過程に目が離せませんでした。

本当はコウの方が弱くて繊細で、最後は
優しく父親に反抗出来ずにいたユウジが行動して。

苦しいシーン満載でしたが、読んで良かったです

人として

せめて、兄弟じゃなかったら、星の数が増えたと思います。二人の父親は、人として、壊れてるんだろうなぁ、最後はハッピーエンドなのかな？

作家さん買いで読みました。
内容的におもーいところもあるので、気軽に楽しく読みたい人にはオススメしませんが、人間の深層心理や欲望、憎悪などどろどろした部分の中でも愛は勝つということを感じるストーリーなので感動しました

酷い親父

DV親父。あっちもこっちもオマエの玩具か！不幸な兄弟…？は幸せになりました…。ん～近親○姦には当たらないのか？
現実的な絵柄で迫力がある。１話が長くてお買い得です。

上から読みましたがよく出来たストーリーで真実が分かった時ゾッとしました。なんともおぞましい父親…リアルにこんな頭おかしい人がいそうなのが怖い。血が繋がっていても2人で静かに幸せに暮らしてほしい。