ヒヤシンス。
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あらすじ
―オメガバース短編集―エリートでいつもモテモテの稲垣に10年間思いを寄せている菅井。大学の卒業パーティーで酔っ払った稲垣を家に見送ったが、そこでひょんなことから一晩を共に過ごし、結ばれることになる。彼への気持ちを隠したまま、稲垣の家を飛び出す菅井。しばらくした後なんと自分が稲垣の子供を妊娠したことに気づいて…!?
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みんなのレビュー
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♪パッヘルベルのカノン♪
抗えない家庭の事情や学校での理不尽な扱われ方など、重たいエピソードを交えながらもどこか美しい詩のように、静かに語られる物語です。
読んでいてハラハラとしたり驚いたり笑いだしたり、突然に感情を揺さぶられることは少ないか全く無いかも知れません。主人公もその相手も終始(キスをするにも)淡々としていて、読者としては感情移入しにくいかも知れません。
だけどいつの間にか心をグッと掴まれていて、なぜか続きが気になる作品だと思います。最初から最終話までを読む間、BGMにずっと同じ音楽ーー静かなクラシックーーが流れている感覚でした。
♪パッヘルベルのカノン♪
私のイメージで恐縮ですが。
詩や音楽を感じながら静かに楽しめる作品でもありました。おすすめです。- 0
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5.0
どうしたら君を引き止められる?
全体的に詩を読んでいるかのような綺麗な絵と透明感。フワフワとキレイなものを見ている感覚で、でも切ない恋心もあり、なんだか夢のような作品でした。
実際、一作目にはボルヘスの詩が、二作目にはイェーツの詩が効果的に出てきます。
特に一作目ではボルヘスの詩集「エル・オトロ、エル・ミスモ」が主人公二人の関係性を変える重要なツールとして使われます。「エル・オトロ」が「他者」、「エル・ミスモ」が「自己」の意味だそうで、「他者は自己」という意味のタイトル。
このタイトルがピッタリなくらい、主人公二人は切っても切れない関係性が何年も続きます。まるで鏡合わせに映る同一人物のように。惹かれ合ったかと思えば、離れ、そしてまた近づく。その繰り返し。時間が経ち成長するとともに、その距離は次第に狭まり、光と影のように対照的だった二人がいつしか同化するときが訪れます。
その過程を、静かにそして美しく描いた作品。二人の歩んだ軌跡を思い返すと思わず胸が詰まります。
2作目は1作目で登場する金髪の医師を主人公とした恋物語で、こちらも美しかったです。
どちらも続編を読んでみたいです。by tata4- 8
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5.0
NEW素敵なカップル
ふんわりとした絵に詩的な表現 激しくなく ゆっくり進む感じが もどかしくもありますが、とても素敵なカップルです。先生編もイケメン同士で楽しい。
by ひでぴょんちゃん- 0
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4.0
NEW悲しみを超えた愛
題名のヒヤシンスに惹かれて、読み始めたらとても切なくてもどかしい。
けれども、先が知りたくて読ますにいられない!
ヒヤシンスの花言葉を調べたら、なるほどと思ったが、まだまだ続くので最後に3人が幸せになって欲しいとせつに願う。by スバル流星群- 0
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5.0
好きです♪
最初はなんだか主軸が良く解らなくて読んでましたが…ストーリーが進むに連れて面白くなって来た!!
オメガバとは少し言い方が違いますが、ほぼオメガバなストーリーです。自分が妊娠するとは思ってなかった主人公(男)…シングルファザーで頑張ってるなんて偉いなぁ〜。初恋が思わぬところで実るなんて羨ましい♪娘ちゃんもパパが解って良かったね。最後まで読んで嬉し涙でした。by 茜&棗- 1
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