【ネタバレあり】君のことが好きで言えない。のレビューと感想

ものすごい先が気になった

突然降ってきた隕石のせいで
同性愛者だけの世の中になってしまった話から始まるストーリー。
幼なじみの男の子のと女の子が、実はお互い思いあってんだろうけど、この世界では完全におかしな空気だから、何も言えず
自分の気持ちを押し殺しながら、頑張って前に進もうとするお話。
近くなったり離れようとしたり
感情が色々と忙しいけど
自分だったら、、とか思わず考えちゃって
心がぎゅっとなったりして
面白かったなぁ。

先へ先へどんどん読み進めたくなるお話だった。
私はとっても面白かった。
異性が好きなのが当たり前の世界で、あえて逆の発想の話がめちゃくちゃ面白くて、一気読み。
幸せな気分で終わったから超満足。
だけど、やっぱりずっとあの隕石消えないのかなぁ？
隕石が消えて元には戻らないのかなぁ？
もうちょっと先が見たかったなぁ。

泣きながら笑いながら好きな人を大事に思ってるキャラたち。
そのピュアな愛情が痛いほど伝わってきて、もらい泣きしてしまった…。

あたたかい気持ちと切ない気持ちになりました。
キャラのきれいでまっすぐで健気な思いに涙なしでは読めなかったです(涙)

異性愛者だろうと同性愛者だろうと泣くほど人を好きになったときはただの人として同じように泣くだけ。誰かを思って流す涙に違いなんてあるのか。「いいや、ない！」。そう思わせてくれました。

絵もかわいくて、感情表現が豊かでした！

話がこんがらがります。同性愛が通常で異性愛が異常。でも友情関係は同性同士の友情が通常？女性主体で考えると女性同士の友情は恋愛に発展する可能性があるわけで、必然的に友情も恋愛対象ではない男性に移っていくのでは？でも男性と仲が良いと異常愛者だとからかわれる。ちょっと何も考えずには読めないです。

同性を愛することが普通で異性を愛することが異常とされる世の中。

こんななかで男性を愛する主人公。
幼なじみの男の子を好きなことを秘密にした女の子と付き合う。
でもやはり無理で別れてしまう。
そんなある日、自分と同じ異性を愛する男性に出会う。

同性しか愛せない世界で、異性愛者となったかずきちゃん。どの世界が幸せなのか考えてしまうけど、かずきちゃんと歩君がちゃんと幸せになりますように。

まだ10話しか読んでいませんが、隕石が落ちてきて同性愛者しかいない世の中になってて、自分は異性愛者だと隠すのは大変だな…