【ネタバレあり】セカンド・バースデイのレビューと感想（3ページ目）

読んでて虐めてる奴らに、何らかの天罰が下ればいいのにって思っていました。
でもこの作品はよくある復讐ものではなく、主人公が強く成長するストーリー。
大きな事件や（主人公の立場では虐めは酷い内容だけど漫画的にという意味では）衝撃の展開とかは無く、凄く現実的にもある出来事で進みます。
でも主人公の様に前を向いて強くって、なかなか出来ない事。
昔、虐めにあった者として、尊敬を感じました。
上司の室伏さんや社長さん、会社の仲間達に恵まれて良かった。
お母さんも愛情持って育ててきたのが、とても伝わりました。
最後幸せを掴んでいて嬉しかったなぁ。
短い話だけど、感動しました！

自分で強くなる。

大道くんは学校でいじめられていたが、強くなりたくて土木の仕事を始める。
いじめのボスの佐渡という男と再会し、月給を取られてしまう。
変われない自分に腹が立ち、母親に八つ当たりしてしまう。
しばらくして、またいじめた奴らと再会し、お母さんからの誕生日プレゼントの腕時計を壊されてしまう。
我慢できなくなった大道くんは、いじめのボス佐渡と対峙する。
日々の仕事で体力もついていたし、強くなりたかった。負けたくなかった。
そして仕事仲間の室伏さんから喧嘩のやり方や背負い投げを教わっていたので、佐渡を投げ飛ばすことが出来た。
そして室伏さんが「仕掛けたのはお前。次に大道に手を出したら俺が許さない」と言ってくれる。
そして土木の仕事を続けて行くことを決意する。
数年後息子に自分の仕事を教えている大道くんの姿があった。

よくある話

よくあるいじめられっ子が強くなるって話なんだけど、でも、ポロッと涙しちゃいました。
多分、昔より、現在(いま)の方がいじめも陰湿で、かしこくやってるんだろうって思うけど、やってる子たちってその後、優しい大人になっていくんだろうか？
本当の幸せになれるんだろうか？
今の若者たちは誰かの前では物分かりのいい子を演じているように見えてしまう。賢いからね。
ま、みんながみんな、そうではないんだけどねー
って、考える事ができた作品でした。

スッキリ

主人公がひたすら頑張って逃げずに変わっていこうとします。
自分の仕事に責任を持てと殴られて目を覚まし、心を入れ替えて仕事に取り組む。もうその時点でいじめっ子なんてとっくに凌駕している筈なのですが、せっかくのお給料を素直に渡してしまうのは「？」でした。
これは許せないだろ、という一線を越えられて初めて許せない、と立ち向かうのですが、
結局ラストの解決もストレートに力vs力です。
ある意味王道のストーリーだと思いますが、読後感は良いと思います。

響かない

絵が好きで無料分の続きが気になったので購入しましたが後悔しました。
いじめっ子を負かして先輩が助けてくれて、大人になってから当時を振り返る。捻りのないありきたりなご都合展開です。
よくある話でも感動できる作品だって多くあるけど、この作品は響くものがなかったです。
爽やかな終わり方ですけど、打ち切り漫画の最終回のような駆け抜け感で「あっハイ…」って感じ。
50ポイントは気軽に出せる値段ですけど、お金を払ってまで読まなくても良いかなと思います。

読みやすい！

全5話だと物足りなさやバックボーン不足になりがちですが内容もしっかりしていて面白かったです。
イジメっ子、イジメられっ子、イジメに気づいて助けてくれる人、etcの登場人物はありがちですがその王道パターンでも飽きさせなかったです。
高校を辞めてしまうのは少し気になりますがイジメを受けている人の救いになるのではと思いました。

切ない

広告から来て無料分読みました。
親に心配掛けたくなくていじめを言い出せない主人公…わかる…。
絵がキレイなのでで主人公の悔しいとか悲しいとかがすごく伝わってきました。一生懸命頑張ってる姿にもすごく共感できるし応援したくなる。
いじめっ子って人の足を引っ張って自分より下（だと勝手に思い込んでる）の人間を作る事でしか自分を維持できないのはいつの時代も同じなんだな。

絵が綺麗

普通のいい話で終わってしまったので、誰にも感情が入らなかった。

主人公がイジメに合う理由もわからない。
コミュニケーション下手そうでもないし、優しいイケメンって感じでなぜ？ってなった。
いじめられる側に原因はないけれど、いじめる側には理由はあると思っている。
貧富、容姿、態度、恋愛、妬み、逆恨み、優越感、いじめる側が最低とはいえ、何もなくイジメないから全くそれらが描かれてなくて薄く感じた。
例えば成績優秀なのを妬まれたとか、教員にあいつを見習え的な怒られ方をした逆恨みとか。


登場人物全員が決まったゴールに波風立てずに歩いて行くような展開で、読みやすかったけれど何もかもが舞台装置みたいだったのが残念。

キャラクター達の状況や内心を数コマでいいから、掘り下げてくれたらもう少しラストシーンで感動できたと思いました。

イマイチスッキリしない

いじめられて不登校、仕事はじめていい先輩に出会って、また不良に絡まれたけど先輩に助けて貰って一矢報いた！で終わり。
え？終わり？？
ただ殴られたのをやり返しただけ、壊された時計や取られたお金はそのまま、不良も投げられただけで諦めるわけないし、むしろその後の報復とかのが怖いから…。
何かいい話で颯爽と終わらせました感がして凄いモヤモヤする…。
コンセプトは悪くないが、早々に打ち切られたor終わらせた感じのするイマイチな作品です。

かっこいい！！

主人公が可哀想で読むのが辛くなってきましたが、、ラストでようやく反撃のパンチを繰り出してスッキリ！！！同僚の先輩がかっこよすぎ！すぐに助けずに、フォローに回りその他を蹴散らし、ラスボスは主人公に倒させる・・・かっこいい！！幸せになることができてよかったね！私も強く生まれ変わりたい！！と自分のことのように思わせる作品でした。