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案内人
亡くなったものの思いを遺族が受け止めることができるように案内人をする者が悩み伝える話。それぞれの思いが星になって成就する。辛い面もあるが心が穏やかになる。
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亡くなったものの思いを遺族が受け止めることができるように案内人をする者が悩み伝える話。それぞれの思いが星になって成就する。辛い面もあるが心が穏やかになる。
葬儀屋の清見が遺族に死者の想いを届ける話。遺族が死者の想いを受け止められたら、その縁が星となり、天へ放たれる。料理上手な母、清見を可愛がってくれた祖父、自殺した息子、火事現場で命を落とした消防士、心筋梗塞で亡くなった女性-皆それぞれ、遺された君に届けたい想いがある。苦しみ、悲しみ、怒り、喜び、幸せ、様々な記憶と想いは、遺された者の心を動かす。誰か大切な人を亡くして悲しみの淵にいる人達に読んでほしいと思います。現実には叶えられないことでも、思い出すことで救われたり、顔を上げて歩き出す力になったりすることもある。私の知らない所で泣くキミにとどけたい作品です。
広告を見て、全話一気に読みました。
オカルトすぎるでもなく、清々しいラストでした。
案内人である主人公も両親を早くに亡くしている等、いろんな紆余曲折があったであろう人生。
そこにイジメ、自殺、といった深いテーマをからめ、
ドロドロさせるでなく、それでもしっかり心理描写を描いていてとても良かったです。
ラストは清々しく泣けました
大好きな人に囲まれて息を引き取る事も大好きな人の死に際に立ち合うのも現代社会ではとてと難しい事なので、本当にこんな葬儀屋さんがいてくれたらいいのにと思いました。
2話は苦しいお話でしたが、お父さまから最後に星が生まれて良かったです。家族間ですれ違う事ってよくありますよね。お父さまが息子さんの記憶を見て、あの時の言葉はこんな深刻なSOSだったのかって気付かれた時胸が引きちぎられそうになりました。親として悔やんで悔やみきれないと思います。
私は夫と喧嘩した時、必ずどちらかが仕事なりで家を出るまでに仲直りをする事と決めています。喧嘩したまま出ていって最悪の事態になったら嫌だからです。でも忙しい時はイライラしたまま出かけてしまう事もたまにあるので、改めてこの約束は守るべきだなと思いました。些細で当たり前の事かもしれませんが、お互い普段から言葉を交わして気持ちを伝え合う事って大切なのだなと改めて気付かされました。
とても素敵な漫画に出会えて良かったです。
こんな葬儀屋さんに出会いたかった。
残された者には辛い内容かもしれないけれど、私にも父の思いを知りたかった。
私も病気療養中の父を亡くしました。父は本当の病気の事を知らされていませんでした。まだ幼かった私は当時は悲しい気持ちしかなかったのですが、父が亡くなった年齢を過ぎた今、この作品に出会い、当時の父はどう思っていたのだろうか。家族に気持ちを打ち明けられず、辛い治療を受け続け、病棟内で亡くなる患者さんの様子も知りながら、もしかしたら自分も…と、一人で苦しんでいたんだろうなと。自宅から近い病院だったので学校帰りやバイト後にほぼ毎日顔を出してましたが、不安な様子を子供達に一切出さなかった父はすごい人だったと、作品を通して改めて思いました。この作品すごくよいです。大切な故人との思い出など振り返ってみてはどうでしょうか?
広告を見て2話無料だったので読み、結局5話まで課金して読んでしまいました。
2話〜はいじめが話の中に出てくるので、重い内容ではあります。
主人公は悩んでいましたが、このお父さんには真実を知ってもらえてよかったのではないかと思います。
産後の豆腐メンタルの今、この手の作品には色んな思いが交錯してしまって涙しか出ません。
仮にこんな葬儀屋さんがいるなら案内してほしい。
真っ先に亡くなった祖母のことを思い出しました。
心温まり話と、なんとも気持ちの持って行き場がない話、続きが気になり課金しちゃいました。これからどう展開されるか楽しみです。
広告で、2話目を見て気になって購読しました。
主人公の導人さんと遺族との縁、導人さんとお祖父様、お祖母様との温かい繋がり。
どれも身にしみました。特に近藤さんのお話は、うるうるしながら見ていました。
絵がとても綺麗で繊細で、物語を一層美しく仕上げていると感じました。
久しぶりの良作で、神作品です。続きが出ればぜひ購読したいなぁと。
いつまでも手元に残しておきたい作品です。
業を、清算する事は本人にしかできません
でも、故人を想い、安寧を願う事は、次の輪廻へと進む手助けとなります
涙が星になり、その星が天国へ導く
輪廻へ戻るには、たくさんの縁が必要なのです
縁が持てない命は、獣に落ち、魂は気持ちの単位まで崩れて、散り散りになり、魚となって、最後は意思も何もない草となり、一年と保たぬ短く蹂躙された生となり、世界を支えるに至ります
そこ迄逝くと、もう人とは言えません
だから、人として輪廻に戻るためには、縁が必要で、このような案内人さんがいたらどんなにか皆救われるだろうと想います
けれど、その縁が最後に結ばれるとは限らないので、袖擦り合うも他生の縁、情けは人のためならず、人に優しく、正直に、暖かな人になりたいものです
誰かの中に生きる縁を、ヨスガと言い、そのヨスガがある内に輪廻に乗れる
星の成る木、神様は別の形でおられます
作者様は、想像で描かれたのか、見たのかわかりませんが、優しく、残酷な描かれ方をしていて、いろんな方に刺さりますね
良き作品ありがとうございました
最期のお別れは、幾度経験しても辛いもので、特に身内だと後悔しか残らない、、、。
「お届け人」が存在したら、どんなに良いだろう、、、。
私の勝手な印象ではありますが、コロナ禍以降、葬儀も家族葬やお別れ会的な簡素化されている風潮があり、
故人の生き様を見送るのに、簡素化されすぎてしまうと少し寂しくも思えてしまいます。
見送る側は遺され、自分のいろんな感情と向き合うことになります。
せめて故人がお友だちたちともお別れが出来る、また遺されたお友だちたちもご挨拶が出来れば良いなぁ、、、。
このストーリーを見て、「生と死」について、いろいろ考える機会になりそうです。
どんな理由があろうとも、自分の命を投げ出してはいけないし、他所様の命を奪ってもいけない。
セレモニー関係の仕事に就きたい気持ちがあるせいか、感想から逸脱してしまったかもしれませんが、
とても意味深くステキなお話に違いはありません!