5.0
ラストまで読みました!
鉛筆と色鉛筆で描かれたような他にはない画風に魅了され物語の展開のうまさと早さに引き込まれどハマりしました。
中盤までは七色タクシーの業務風景。
様々な人の復讐を助けたり請負ったり。
その合間に七色タクシーの社員達の過去や経緯が織り交ぜられ、だんだんとしっかり登場人物に感情移入することができました。
ラスト10話くらいから、七色タクシー設立に至った経緯や真相が一気に描かれています。
桂木は一人で、寧ろ誰も巻き込みたくないからあえて一人で復讐を果たそうとしました。
でもその真相に他の社員も近づくにつれて目指す方向は桂木と同じに…
もう少し桂木と理事と…あ、、、佐藤主任以外の面々が桂木や理事と作戦を練れていたら、完全に違うラストになっていたかもしれません。
でもあえてハッピーエンドにはせず、静かな終わり方になっています。
登場人物達に感情移入していただけに、まだまだみんなを見ていたいという気持ちは強いですが、それぞれの抱えていた問題から考えると、この静かな終わり方が良かったのかもしれないと思えたりもします。
生き残った真の社長と椿ちゃん。
これは願望ですが、椿ちゃんが精神的に回復したらぜひ復讐タクシー会社を興してほしいな…と続編を読みたくなったりしています。
時々残忍なシーンもあり、ラストでみんなが幸せハッピーエンドではありませんが、心理的な描写やストーリー設定、中だるみしない飽きさせない展開、☆5つ文句なしです!
復讐ものの作品では一番のお気に入りです。
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