3.0
醜いもの見たさ、みたいな
娘と同年代の少女とパパ活をする男の話。
抑圧された日々を送る主人公の心境も、少女がパパ活をするに至った経緯も、それほどリアリティーや深みがあるでもなく、決して魅力に溢れる作品ではないのだけれど、一種の野次馬根性というか、醜いもの見たさ、みたいなノリで結構読んでしまった。
作品として読ませる力がある、という部分は、間違いないかと思われる。
個人的にちょっとツボだったのは、場違いな(と私は感じた)ナレーション。
漫画における私が最も好きなナレーションは、「HUNTER×HUNTER」のキメラアント編の、ナックルVSモントゥトゥユピー戦のそれなのだが、あれみたいなナレーションが、不意に出てくる。
私はこれが妙に面白かったのだが、多分それは、意図されたものではないだろう。
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