地獄くらやみ花もなき
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あらすじ
罪人が化け物に見えてしまう遠野青児は、古ぼけた洋館で相談所を営む美少年・西條皓と出会う。優れた洞察力と妖しい美貌を持つ皓のもとで、青児はなぜか助手として働くことになり――!?
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みんなのレビュー
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妖怪への執着
罪人が妖怪に見えてしまう、という特殊能力を持つ主人公が、奇怪な相談所の助手として働くことになる、という話。
私は幼少期より重度の妖怪オタクなので、はっきり言って妖怪を扱った漫画には厳しい。
そういうわけで、いきなりオタッキーで偏屈なことを言って申し訳ないが、妖怪という存在には本質的に「善悪」はないと思うので、「罪人」という人間サイドの勝手な物差しが妖怪という姿に具現化される、という設定には根本のところで違和感があった。
おそらく京極夏彦の影響はあるのだろうが、はっきり言ってレベルが違う。
ただ、妖怪に対する執着、何としてもそれを描くのだ、という熱意みたいなものは明確に伝わったし、方向性やスタンスは違えど、本作に妖怪に対する愛情があると認めることについては、やぶさかでない。by roka- 35
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5.0
好きな世界観
妖怪の登場する推理もの…という意味では京極堂シリーズを思い浮かべるところはあります
ワトソン役の青児くんのキャラもどこか関口巽を思わせる(あそこまで壊れてはいないけれど…)
この青児くんはとある事情により、「罪を犯したものの姿が妖怪に見える」という特殊スキル持ち
彼が見た妖怪の性質と、犯人や犯罪の背景が連動して、事件の輪郭が浮かび上がってくるというスタイルです
犯人や背景が妖怪の姿として見えてしまうというのは、推理ものに於いてはネタバレもいいところなんですが、ホームズ役のシロシさんが魔王の息子で、そのライバル探偵も魔族。魔王の座を争って陰謀が繰り広げられるというサイドストーリーが同時進行していくので、うまいこと情報が錯綜して飽きさせません
絵は、個人的には原作小説のイラストがとても好きなので、もうちょっと線の細さや繊細さがあったほうが好みではありますが、こちらの絵も、推理ものと妖怪もの、どちらも十分表現できる画力の高さで良きです(これも京極堂シリーズをコミカライズされた志水アキさんの雰囲気にちょっと似てる印象)by かがみのもり- 10
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5.0
好き! ドラマ化はしないで!
別にドラマ化の話があるわけじゃないけど、この目元の雰囲気とか映像化無理だから!
著者は人間より妖怪の方により多くの時間と愛情をかけて描いている感じがする。
ストーリーの組み立て方法にしても(以下は私の妄想です)
①描きたい妖怪を選ぶ
↓
②その妖怪に当てはまる人物像を考える(若い?中年?男?女?)
↓
③その人物の罪にふさわしい罪は何か?
↓
④その罪が暴かれるもっとも劇的な展開は?
↓
⑤それに主人公をどう絡ませる?
という風だろうか。
妖怪よりもやっぱ人間の方が怖いよね的な感想では無く、
妖怪ものやっぱ好きだわ~の感じで読み進めたい。by ぜらniウム- 9
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4.0
こわいこわいー
怖いのは本当ですが、おもしろいです。まだ若いのに、すでに人生の崖っぷち、みたいな生活を送る主人公。導かれるかのように訪れた洋館で待ち受けていたのはミステリアスな美少年。そこで自分の持つ特別な能力を買われて、そこで暮らし、働くこととなっていく。結構怖いのですがもう少し読みたい気持ちになりますw とてもユニークな設定で絵もきれい、現在「毎日無料」でたくさん読めるのでありがたいです。
by ぴにゃん2- 6
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5.0
NEWおもしろい!
思わぬ展開だったり、
そういう罪かあ…と思ったり、
おもしろくて全話購入してしまいました。
そして、何度読んでもおもしろい。
主なキャラも個性が強いけど好ましいです。
つい読み進めてしまいました😊by よりよ- 0
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4.0