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ケーキを等分に切れないってことと、非行にはしる少年たちの精神状態か知的状態がリンクしているなんて思っても見なかった
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ケーキを等分に切れないってことと、非行にはしる少年たちの精神状態か知的状態がリンクしているなんて思っても見なかった
犯罪者ではないが身近に発達障害と思われる方がいる。彼らの置かれている境遇や困難を理解し、支援を必要としていることが理解できた。
犯罪者の子供達は見過ごされてきた発達のグレーゾーンの人たちばかり。。
私が発達障がいということもあり、犯罪者になりやすい立場で生きてるのだと怖くなりました。
そして、子供も自閉症。。
逆にどうすれば犯罪に手を染めないのか、を考えさせられるきっかけになる本でした。
知的な遅れのある人って思ったよりも多くて、生きづらさをかかえながら生きているんだな…すごく辛い気持ちになった💦
すごく考えさせられる作品だなと思います。
改めて自分とは違う人達が世の中には大勢いて、自分が思っているよりはるかに、生きづらさを抱えて生きている人がたくさんいるということを知ることができる。
面白いです。知らない世界だけれど案外近いのかもしれなくて、興味深く読みました。続きも読んでみたいと思います。
一番最初の話が一番おもしろかった。ここで描かれていることは、多分本当の話なんだと思う。だけど、であれば少年だからといって特別扱いするのがいいのか、本当に社会に帰したほうがいいのか、いろいろとかんがえさせられました。
忠実に、よく描かれた作品だと思います。だからこそ気が滅入る。
知識がないと軽度知的障がいや境界知能、軽度の発達障がいって少し勉強が苦手なだけ?少し集団生活苦手なだけ?って、見分けにくいですよね。
幼児期は療育が受けやすくても学童期に入ると一気に支援が減る。療育を受けたからといって特性がなくなるわけではない。特性を受け入れ支援級、障がい者枠での就労が幸せなのか、支援の手を借りずに生きていくのが幸せなのか、正解が分からないから本人も家族も悩む。
軽度知的障がいや高機能自閉症の子の学習支援をしていた事があるので、ケーキを平等分ける問題が解けない子がいるというのもよく分かります。他にも、高度な計算問題はよく出来るのに、非常に簡単な問題で躓いてしまう凸凹などもよくあります。
非行や犯罪に走る人が全て障がいを持っているわけでは決してありません。知能が平均に届かない人が全て障がいがあるわけでもありません。しかし生き方に困っている、生きにくい人達が犯罪に手を染めない社会が実現したら…と思います。
犯罪を起こした人が実は障がいをもっていた。だからその犯罪が許されるわけでも被害者が諦めなきゃいけないわけではなく、障がいを早期に認知してその人にとって最適な環境作りをしていかなければならないなぁと思いました。
非行少年の中に、発達障がいを持った方もいる、こういう漫画は、初めて読みましたが、私は、読みやすいなと思いました。
子供の頃に離婚したうちの父親もこうだったんだろうなあって考えて気分が悪くなる。妻子への暴力はもちろん、話してて感じる知能の低さや仕事への意欲、理性のなさ。現代だったら何かしら病名が付くのでは?その血を引いてる自分にも鬱。