4.0
最終話までのネタバレ
突然無料分が終わってしまったので21話までしか読んでませんが、原作を読みきったので最終話までのネタバレ込みレビューです。
妹のルーナがまぁ、腹立つ。何でもそつなくこなせるエリアナが目障りで気にくわないからと、エリアナが幸せになれないように最終章まで色々とやらかしてくれる、胸くそ悪いキャラです。
ドラゴンのグリード様との出会いから隣国乗っ取り、王妃様への道があっという間の出来事でスピード感があってグイグイ読めます。祖国に特使で赴いたエリアナ、敵扱いで槍で刺され、回復しても冷遇され、頭のおかしい狂人扱いされる始末。エリアナが不憫で不憫で…このへんは読んでいて腸が煮えくり返りそうなほどムカつきました。
グリード様がエリアナ救出のためにスレンヴェール王宮に乗り込んできたシーンはスカッとした!ルーナは案の定、姉から奪い取った婚約者(第1皇子)を簡単にポイ捨てし、エリアナを悪者にしてグリード様に自分をアピール。ここまで悪役を徹底して貫くのは逆にお見事だよ、ルーナ。
最終章、まさか弟殿下がドラゴンだったとは驚いた。そしてルーナのゴキ●リ並みのしぶとさにも驚いた。グリード様vsステファン(第2皇子)の戦いは正直ちょっと…うーん。。最後が呆気なさすぎて、国1つ滅ぼしたのにそれ?!って感じで着地が荒いなと。人間であるエリアナとドラゴンのグリードは寿命が違うからどうなるんだろう?と思っていたけど、やはりエリアナの死が必須でしたね。最後はハッピーエンドなので良かったし、ルーナの最期が相応のもので満足だけど、ボロボロになったスレンヴェールはどうなったの?王様と父親のザマァは?と、気になるところが残ったので★は4つで。
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