みんなのレビューと感想「帰郷」(ネタバレ非表示)(29ページ目)
 
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      5.0 とても感慨深い内容でした。 
 もう少し読みたかったと思うくらいです。
 きっと、田舎では、あるあるなのかもしれませんね。by にろ26- 
              
    
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      5.0 共感しかない今も残る、「田舎」のコミュニケーション。 
 法事などの親戚イベントでは、女性は裏方おさんどん、男性は何もしない。
 おさんどんが終わり席に着いたら、こんどは「結婚はまだか」攻撃。
 反論すると場が白けるところまで。
 
 謝罪を迫る伯父さんのようなストレートに横暴な人はなかなかいないかもしれない。しかし、「偉くなったね」など真綿で首を絞めるような物言いは、どこにでもあるのではないか。
 
 結婚を機に故郷を離れた母が、「自分はとにかく故郷を出たかった」と言っていたことや、とにかく波風立てずにやり過ごし、巣立ちの機会を捉えて「脱出」し、二度と帰らない(親戚の行事に出るぐらい)のが肝心と、主人公の姿を見て思い出した。
 
 主人公と従姉妹のすれ違いが、胸に刺さる。おそらくお互いを盟友と思っていたが、理解しあえないところもあることに気づいた時の、「生きる世界」が違うことに気づいてしまった時の、寂しさ。
 
 ※長すぎると思い全面書き直し。by 匿名希望- 
              
    
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      5.0 リアル嘘のようでほんとにある話でびっくりした。 
 
 実際に、うちのところの田舎はこんなの
 女ばっか働いて
 男は座って宴会
 女の子には家事を教えて
 男の子は遊んでなさい。
 
 リアル過ぎて
 主人公が報われるのを祈るのみ
 
 私なら、経済的基盤があるなら
 速攻縁切り、絶縁
 
 葬儀に呼ばれても
 行かないかもしれない
 
 薄情かもだけど、実際にこういう人らは変わらないから
 
 あえて近づかないのがいいと思う
 
 と感情移入してしまうくらいに
 
 田舎に住んでいるリアルby 匿名希望- 
              
    
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      5.0 グッとくる話短編なので読みやすかったです。こんな田舎の生きずらさがあるんだなと知りました。広い土地の中で狭い世界だけで生きてるという主人公の言葉が重かったです。こんなに周りに決められて干渉されていたら、若い人達は地元から出て行きたくなりますよね。味方してくれない親も残念だなと思いました。最後は、まきちゃんを都会に連れ出せてよかった。 by 匿名希望- 
              
    
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      5.0 田舎の閉塞感そのまま田舎の閉塞感がそのまま伝わってくる作品。 
 地元に帰った時に感じる嫌〜な感じを鮮明に思い出しました。
 男尊女卑、監視社会、よそ者扱い………。
 令和の世でも、こんな社会は実在します。
 あぁ、息が苦しい。
 田舎は空気が美味しいって言うけど、都会の空気の方が断然呼吸しやすいですよ。by 匿名希望- 
              
    
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      5.0 良くわかる自分も田舎育ちだから良くわかる。未だにこういう事は起こってる。自分は外に出たし、盆正月くらいにしか帰らないけど、地元に残った人は外に出る事も無く、出ようとも思わなくなる。 by ともつー- 
              
    
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      5.0 これだけってこれだけって感じ 
 少し物足りない。
 後少しだけ主人公の気持ちが出ると気持ちよかったけど消化不良な感じでもうひとアクション欲しいかな
 田舎独特のおじぃおばぁ感はウザイくらいいい感じでした。by 匿名希望- 
              
    
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      5.0 リアルな会話地方都市で育った従姉妹同士。 
 
 法事では、男の子の従兄弟は遊んでいるのに、女の子は台所仕事でこき使われる。
 封建的な狭い地域社会の息苦しさが、リアルに描かれていた。
 
 親が娘の進路を当然のように決め、生活圏も否応なしに狭められる。
 亡くなった従姉妹は、地域社会を脱出できないままだった。
 主人公は、県外の大学に進学してそのまま帰郷はせず、自活している。
 
 二人の人生がどのように交差していたのか、また主人公はどのような未来を選ぶのか。
 
 「地方都市あるある」の光景をリアルにドラマにすることで、従姉妹の死が息を飲むようなサスペンスもののように感じられた。
 
 続きがとても気になります。by レモンケーキ好き- 
              
    
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      5.0 人の心残り内容ははっきり言って暗いです。 
 明るく光がさすような救いもない。
 ただ、こういう経験をするかたは、確かにこの日本には存在するのだろうなと思いました。
 
 子供の頃に感じたこと、大切にしていたもの。
 当たり前に持っていたもの。
 そして抱いた感情。
 どれもこれも本人にとっては本物なのに、周りの環境がそれを許さない。
 主人公は、幼い頃から思春期を共に過ごした従姉妹を、ケンカ別れしたまま亡くします。
 大人になって振り返っても、あの環境から従姉妹を救うのは難しいのだということを、再確認するしかない。
 子供だからできなかったわけではなく、大人になったからこそさらにわかる薄暗さです。by 匿名希望岬- 
              
    
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