4.0
主人公:長年付き合っている彼氏が結婚には消極的でモヤモヤした毎日を送る。
里子:結婚を夢見ていたが現実は甘くなく、離婚したシングルマザー。
成田:結婚や出産に興味がないバリキャリ。
この3人は飲み仲間。
それぞれの立場から見た意見もあって面白い。
主人公の「結婚したいけど誰とでもいい訳じゃない」というのはとても共感できる。この人と結婚したいのに何故彼は乗り気じゃないのって思いと、別れた方が幸せになれるかもしれないけど、情や万が一の期待もあって一歩踏み出せない感じとか。
友達は結婚の厳しさや現実を思い知っているけど、主人公の気持ちを尊重してくれている。結婚は失敗だったけれど、かけがえのない存在(子)がいて後悔はしていない。風当たりや周囲の目がしんどいけど、なんとか前を向いている感じ。
もう1人の友達は結婚等にまったく興味なし。仕事が面白くてどんどんキャリアアップしたいけど、周りからは「結婚はまだか」「どうせ腰掛け」など、女性への特有の声掛けに一社会人として認められていない事に腹立たしささえ感じている。
女性の置かれている問題をこれでもかと詰め込んだ作品です。
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