5.0
最終話まで読んだ感想
最後は、皆幸せな方向に向かうようで安心しました…が、結局、吉井殺しの容疑者としては立件出来なかったのが残念。結城さんが自分の部屋から壁伝に聞き耳立てたり、春風ちゃんの部屋に盗聴機をしかけるあたりも、本当に気持ち悪いです。結城さんがイケメンでなかったら、お母さんや春風ちゃんもここまで心を許してお風呂に入れたりはしなかったのでは?まして、年頃の女の子がいるのに頻繁に家を出入りさせるあたり、親にも責任があると思う。万一、春風ちゃんが暴行されたりしても不思議ではないと思う。気を失った力くんを線路に置き殺そうとする神経も、ゾッとします。結城さんを捨てた母親も、自責の念があるなら、もっと早く手紙など書いて、施設に送っていればよかったのに。15年間+現在に至るまで何も連絡もしなかったなんて、そこだけは結城さんに同情します。結城さんはイケメンだし、家庭教師ができるくらいの頭脳もあるし、バスケットを指導できる能力もあるのだから、その能力を他の事に使っていれば大成できたかもしれないのに。これからは、本当のお母さんと幸せに暮らしていけるといいな。そしていつか、結城さん自身に子供ができなくても、支えてくれる女性が現れるといいなと思う。
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