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ハンデを持つ苦悩と、側にいる人の苦悩
タケの気持ちを思うと切ない。
喘息であまり学校に行けなくて、友達もろくにできなくて、諦めた方が傷付かなくて済むから、諦めることでしか自分を守れなかった。
タケはもちろんツライんだけど、でもそれだけじゃなくて、梅子もまた、幼なじみだからってタケのことまで責任背負わされて、嫌いになりたくないのに嫌いになりそうになる。幼なじみに限らず、家族だったり恋人だったり、ハンデを持つ人の側にいる人もまた本人と同じくらい苦悩してる。そういう部分まで描かれてるところが素晴らしいなと思う。
もしかしたら、本人が1番ツライのに私がツライなんて言えないって思っちゃう分、弱音を吐けないツラさは本人以上かもしれない。
そして太陽のようなまっちゃん。
どうしたらあんな風になれるのか。完璧過ぎて怖いくらい。まっちゃんにも人知れず悩みや苦しみがあるのかな?そういう人間臭い部分も見てみたいけど、苦悩するタケと梅子を救う太陽でい続けてほしい気持ちもある。
三角関係だけど、全員幸せになりますように。
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