5.0
読んだら幸せ気分になります
王妃になってしまえば、もうあなたとはこんなふうに二人では会えなくなる、15才の少女が悲壮な決意で去っていくシーンが物語序盤にあるのですが、早くもそこで泣けてしまいました。こんなに最初から泣けたお話は、私は初めてです。
登場人物全てが素敵で、個々のエピソードも楽しく、全てのシーンが目に浮かぶよう。
1回目は主人公目線で読み、強くて聡明な女性に感心しました。
2回目は侯爵目線で読み、愛する人は他の男のもので自分は見守ることしかできない、というところが切なくなりました。
読後感は幸せいっぱいです、こんな素敵なお話をありがとうございました。
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