【ネタバレあり】災厄にして惑わずのレビューと感想

門ちゃんの人の良さ、可愛さといったら！

最初は何気なーく読み始めただけですが、すぐにはまった！絵はそれほど好みではないと思っていたけと、とにかく門ちゃんが愛おしい。
ひねくれてそうで素直で、優しい門ちゃん。人が集まるの分かるなぁ。六車さんも門ちゃんと暮らすようになって柔らかくなった気がする。
ツンデレなところも良き。ストーリーも素敵。40という妙齢だからこその悩み、結婚や子ども、家族とか、リアルなところはリアルで読みごたえがありました。

ストーリーの作り方がとても上手！！

毎月、BLにはかなり課金をしていますが、
この作品は5本の指に入るくらい好きです。

特徴的な絵柄で、綺麗という感じではないんだけど味があって読みやすい。

細かなセリフも多いので読み応えがあります。

男性は、現実て言葉足らずな部分がある生き物だと思いますが、この作品の2人は、
お互いの勘違いや言葉足らずな部分から、
喧嘩もしつつどんどん仲を深めていってるので、

そのストーリー展開がとても面白いです。

ギャグセンスもあり、ところどころ吹き出すくらい面白いところもあり、
えちも可愛くて◎

ノンケのおじさん同士が
ゆっくりお互いに惹かれていく内容が丁寧に描かれていて、すごく好きな作品です。

オヤジ達のあれこれ

たまたま出会った同級生六車と同居する門ちゃん、六車は覚えていないし余計に対抗心メラメラだしで恋愛に発展するまでちょっとかかる。
バツ1で娘が恋しいクールな六車、スキンシップ過多で抜きっこ勝負したり勘違いしたりでグイグイ押してくる。付き合う様になるまで1/3、絡みは少ないけどヤキモキ感が良き。
中盤ではガッツリヤりたい六車に対して月1しか挿れたくない門ちゃん、ヤりたいだけなん？愛が無いと揉めちゃう。夫婦喧嘩みたいな展開、多分元嫁ともこんな感じで失敗したんかな？
仕事が忙しかったり何やかやで六車を好きだと再認識する、なんで門ちゃんからヤりたいと思うように。絡みが甘くなる、甘いって良いねぇ。
後半はケガや病気でずっと一緒にいる為に必要な事に気付く、ただ好きになりました絡んで終わり！でないから。喧嘩して話して考えて、家族って大変やけど一緒にいるには皆が納得して祝福してもらわないといかんのやと。きちんとそこまで考えるのがアラフォー、誠実だよね、良き良き。

昔の同級生が再会し家が火事になったことをきっかけに新居が見つかるまで居候させてもらうパターン。
両方ノンケ、六車さんは弁護士結婚歴有、子供もいるようだか家に写真類はない模様。門司さんは料理人で家が火事になった方。
よく喋り、表情豊かな門司さんに段々心を許していく冷静で表情もほとんど変わらない六車さん。門司さんも六車さんのちょっとした気づかいに惹かれていっている。
おじさん2人の距離がちょっとずつ近づいていく物語です。
門司さんの心の声が面白いです。

アラフォー同士の話ですが、変に老けてなくて、等身大と思いました。ノンケ二人が成り行きで同居して大人の関係になるのは、かなりの低確率だとは思うんですけれど、作者さんが心情を丁寧に描いているので、最後まで楽しめました。エロは少な目です。試し読みでわかるとは思いますが、どちらも特にイケメンではないです。

お互いにいろいろすれ違って

いるような。思い込みが激しいのか。酔った勢いなのか、微妙にずれてるけど、体は正直？みたいなところもあり。振り回すつもりが振り回されてるし。中学生のようなやりとりが、かわいい。一緒にいるうちにいろいろな一面をしり好きになっていく。おじさんだけど、初々しい。

最初六車の気持ちがわからなかったけど、読み進めるうち門司への一途さが伝わってきました。
逆に六車のことを好きではあるけれど、ブレブレな門司にヤキモキさせられるなど、なかなかの話数ではありましたが存分に楽しめました。
どの作品も大好きです。

長い付き合い。

作者さん買いです。

このふたりも、長くなったね。
今回は、ふたりのこれからを考えるお話でした。
家族とか、周りとの付き合い方とか。
ふたりの、周りが優しくて・・
娘のアカリちゃんとか、元ヨメとか。
少し、うるっときたな。

無料読みから、現在配信中の55話まで一気読みして更に再読しました！
何だろう、この二人の魅力が後から後からジワジワと分かってくるんですよね。
周りの登場人物も皆良かったです。
門司くん母による結婚式は涙でした。

ついつい読んじゃう面白さ。女の子みたいに可愛い受けでは全然ないのに、門ちゃんが可愛く見えてきます。
勘違いというかすれ違いというか、本当の両思いまでなかなかハードルは高いようですが、それも含めて良い作品でした。