水晶の響
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あらすじ
3歳のときに脳性まひ(小脳低形成)と診断された式町水晶は、4歳でバイオリンと出会う。小学校6年生になり、支援学級から通常学級に編入した水晶を待ち受けていたのは、壮絶ないじめだった。しかし、ピアノを弾く葉月唯という少女と出会い、学校での居場所を見つけていく。葉月をはじめ、音楽クラブの仲間と演奏することで、音楽でつながれる喜びを知る一方、障がいゆえの孤独を感じはじめて……。※この漫画はバイオリニスト式町水晶さんをモデルにしたフィクションです。式町さんの実際の経験とは異なる部分がありますのでご了承下さい。
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みんなのレビュー
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最後まで一気読みしました
多くのことを考えさせられ、心に残る作品でした。
障害があるからと自分から壁を作り孤立感を味わってしまっていた思春期。
その壁を作らざるを得なかった学校生活。
一進一退の体調と体力との戦い。
多くの人の生活と心に傷を残した東日本大震災。
「障害があっても頑張っている」というだけのテーマではなく、そして水晶さんの成長の話だけではなく、とても奥深い内容でした。
読んでいる途中で「式町水晶」でネット検索し、水晶さんの演奏を聴きました。
いろいろな思いや経験を積んだからこその音色に涙が出ました。
作品と併せて演奏もおすすめです。by 胡麻餡一択!- 0
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5.0
すごい話
障害というものの見方が、変わる。
どれほど大変なことなのか、それと共に生きていくこと
ただでさえたくさんの困難があるのに、もう一つ困難を持つこと
「それくらいのこと、仕方ない、頑張るしかないでしょ」
なんて簡単に言えない。
それでも世間は容赦ない。できなければ「迷惑だ」から、邪魔者扱いを平気でする
「こっちだって自分のことで精一杯なんだよ。ぐずぐずしているヤツなんか待ってられない」
とばかりに自分の考え方だけで進んでいく。
本当に弱者に寄り添うということが、甘くするということでも、特別扱いするということでもない
その人がそういう人だと理解することなのだろう。by GRAY- 0
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4.0
無料配信分の2話だけ読みました。
子どもの、それも障害を持った子どもの、ヴァイオリンという音楽を通しての生き方を描いた作品なのかな。小説を読んでいるかのような気持ちになりました。
耳が聞こえないなつきくんが、どうして話せるのだろうと思ったら、腎臓の病気のせいで聴力を失ったのですね。現実的には読唇だけであんなにスムーズに会話できるはずないので、周りの大人や先生が手話を使っていないのはおかしいと思いますが、ヴァイオリンの音が空気の振動や心で伝わるというのは実際にもあることなので、素敵だなと思いました。
これからどうやって水晶くんが成長していくのか楽しみです。by 匿名希望- 1
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4.0
無料8話まで。
うーん、障害をもつ主人公目線でのストーリー展開が本当にあるあるな感じで読んでて少し苦しくなりました。
特に児童に障害を理解しろって、今でこそ教育現場でそれなりにの教育が導入されてるものの、自分とは違う人を受け入れるのって大人でも難しいのに、教えるのが先生って大人なんだから伝えきれるものじゃないのでは…?その結果が物語に出てくる先生達の姿なんだよなぁ…とモヤモヤ。
生まれつきの障害者よりも、病気や怪我で後天的に障害者になる人の方が圧倒的に多い。誰しもが障害者になる可能性があるのにね。
支援学級から普通学級に変わった時に主人公が感じた違和感は、正しく縦割り制度の弊害じゃないのかな。一番困ってるのは本人なのに、サポートしてくれる人が出てこなくて本当に苦しくなりました。
7〜8話目で大人になった主人公が出てきました。本人と家族の頑張りがあったからこそだと思います。でも、頑張れない人達だっている。この話を単なる感動ストーリーで終わらせたくないなぁ…by yamanen- 0
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4.0
良いお話なんだけど読んでてしんどい
脳性麻痺の後遺症を持つ少年が
バイオリンを弾く話。
主人公の少年の性格は、伸びやかで真っ直ぐ、ポジティブ思考の行動派。
少年はいろんな苦難を乗り越えて、
前向きに生きていく。
とてもいい話。
でも、普通学級のいじめなど、
その乗り越えていく苦難も当然描かれるわけで、
正直、読んでてしんどい。
読むの止めたいけど、
少年が明るくて深刻感がないので、
何とかリタイアせずに読み続けている・・・by ノー・ニックネーム- 0
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