【ネタバレあり】ゲイ風俗のもちぎさん セクシュアリティは人生だ。のレビューと感想

シンプルなイラストのマンガゆえ、絵よりもストーリーが入ってきやすいので
読みやすいですね。とても繊細で興味深いお話です。

皆んなに読んで欲しい

何故ゲイってだけで会社を解雇されなきゃいけないのか。晒し者にされなくてはいけないのか。いい加減、日本は変わらなきゃいけないと思う。

深い

少し説教くさいなぁと言う気もするけど
毒親の件など深く、考えさせられる
まだまだ性的なマイノリティだけじゃ無く
メンタル病んでる人とかカミングアウト出来ない世の中だよなぁと思う　それぞれ抱えている孤独感は似ているのかもしれない

人となりが好き

もちぎさんはいろいろ若い頃から、ほんとにいろいろあったんだなぁと読んでいる。
この本は切ないといっていいのか、強い。と言っていいのか。
なんと言えばいいのかわからなくなるけれど、人は強い
いや弱いのかもしれないけれど、仲間がいるのは強いなぁと、思わせてくれる。

悟りすぎ(笑)

若いのに苦労したんだなと思うけど、それを糧に出来てる人ですね。

いつも思うことだけど、性的嗜好が違うってそんなに嫌悪することなのかなー？
世の中、同性愛者は同性なら誰でもいいとか思ってる人結構多いよね。
異性愛者に好みが有るように、同性愛者にも好みが有ると何故わからないんだか…

男女の前に人として人を見て欲しいもんです。

絵の可愛らしさとは逆で、母親との確執、DV、セクシャリティと内容は重め
なのにテンポの良さ、締めくくりは笑いでどんどん先が気になる作品です

いろんな辛い経験をしながらも自分を見失わずどこかいつも冷静で。自分ではどうにもならない環境のこと、こんな風になりたいと思った

人を人として尊重するもちぎさんが好きです

切なくたくましい

個人的にかなり興味があります。
絵のうまさとかストーリー展開の意外性ではなくて、
実際にゲイである作者の方の生い立ちや生きづらさから生まれた、
作品に漂う寂しさとか優しさとか切なさなど、ほかでは味わえないこの作品ならではの味わいが溢れています。大事に読みたい。

正直言って絵はそこまでな感じだけど、ストーリーとテンポの良さがクセになる作品です。ラストが大体笑いで終わるのがまた良いです。