5.0
人として
これは少数派のセクシュアリティを持つ人の世界の話ですが、それ以前に人として、もちぎさんの高尚さに敬意をもちました。
しかもなんと優しい人なんでしょうか⁉︎
毎回(照れなのか)オチ的なものがありますが、強い影響力がある立場の人(達)からの理不尽もいつしか受け止め、許せなくても辛かった感情を包みこんでしまうような懐の深さに仏様のようだとさえ思いました。でも、繊細が故の危うさのようなものも感じて、どうか幸せにと願うばかりです。
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これは少数派のセクシュアリティを持つ人の世界の話ですが、それ以前に人として、もちぎさんの高尚さに敬意をもちました。
しかもなんと優しい人なんでしょうか⁉︎
毎回(照れなのか)オチ的なものがありますが、強い影響力がある立場の人(達)からの理不尽もいつしか受け止め、許せなくても辛かった感情を包みこんでしまうような懐の深さに仏様のようだとさえ思いました。でも、繊細が故の危うさのようなものも感じて、どうか幸せにと願うばかりです。
作者のもちぎさんが、イラストの可愛らしいビジュアルと相まって愛おしく幸せでいて欲しいと願わずにいられない。
面白さや、不条理や、哀愁や、色んな要素が詰まっています。
またこれだけ赤裸にわかりやすく(千人十色ではあろうが)1人の人生を、ゲイの世界を(日常)見せてくれたのは革命的だと思った。
そして、もちぎさんの漫画は読みやすい。
小説もいいけど、もちぎさんのイラスト可愛くて好き。
カワイイイラストが、濃厚で重めな内容を良い塩梅に料理してくれてる。
若いのに苦労したんだなと思うけど、それを糧に出来てる人ですね。
いつも思うことだけど、性的嗜好が違うってそんなに嫌悪することなのかなー?
世の中、同性愛者は同性なら誰でもいいとか思ってる人結構多いよね。
異性愛者に好みが有るように、同性愛者にも好みが有ると何故わからないんだか…
男女の前に人として人を見て欲しいもんです。
なってほしいですね。擬人化して歯みたいなキャラになってますが(主人公)作品読む限り兼ね落ち着いていて勝手な想像ですが、結構大変な思いして育ってきたのかなって思います。達観してるみたいな。自分が少数の枠の人間だ気付いたらそれはそれでいい。変えなくていいし、そのまま生きていきましょうとなる世界が来ればいいよね。
生き方を教えられる本です。
性別や性嗜好なんて二の次で、ゲイの話ではあるけど、誰にでも精通することばかりです。
もちぎさんの一言一言に頷いてしまうし、自分を省みるきっかけになったりします。
軽い気持ちで読み始めましたが、とても深い考えさせられる漫画です。
よかったらみなさんも読んでみてください。
子どもが兄弟が、もしセクシャルマイノリティだったらとか、最近でこそ考えることもあるけど、それまでは性別はあって当たり前で、生まれた姿の性と違う性を生きたいと想う人がいることも、それが生きづらさを感じることなのだとも知りませんでした。男でも女でも何でもどっちでも、好きなものは好きでいいじゃないかと、簡単にはいかないんだなと、改めて考えさせられました。
最近、エッセイが好評で、テレビで取り上げられていたのを機にもちぎさんを知りました。
性的にマイノリティであるとか関係なくもちぎさんの人間性が魅力的です。
性的とは違うけど、自分の特性からくる生きづらさに対してもヒントをもらえた作品でした。
個人的にかなり興味があります。
絵のうまさとかストーリー展開の意外性ではなくて、
実際にゲイである作者の方の生い立ちや生きづらさから生まれた、
作品に漂う寂しさとか優しさとか切なさなど、ほかでは味わえないこの作品ならではの味わいが溢れています。大事に読みたい。
もちぎさんはいろいろ若い頃から、ほんとにいろいろあったんだなぁと読んでいる。
この本は切ないといっていいのか、強い。と言っていいのか。
なんと言えばいいのかわからなくなるけれど、人は強い
いや弱いのかもしれないけれど、仲間がいるのは強いなぁと、思わせてくれる。
タイトルにひかれて読みました。絵が良くて、けっこうな暗い話を楽にしてくれてます。もちぎさんは若いのに、人生を達観していて、辛い道のりを歩いてきたのに、前向きでサラっとしたアドバイスを周囲の人に言えるのがスゴイ!!面白かったです。