5.0
切ない。
師匠と弟子の師弟愛から始まり、輪廻転生、生まれ変わり、見守り愛と続く年月を超えたラブストーリー。人外になっても想い続ける健気さが切なくて。いつか同じ転生が出来る事を祈りたい。
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師匠と弟子の師弟愛から始まり、輪廻転生、生まれ変わり、見守り愛と続く年月を超えたラブストーリー。人外になっても想い続ける健気さが切なくて。いつか同じ転生が出来る事を祈りたい。
昔の仏教界が描かれていて この漫画で
稚児灌頂なる事を知り、ショックでした。
人の欲深かさを見るような場面があり、考えさせられました。
誰の中にも、存在し同居する様々な感情…
切なくて、美しい物語でした。
優しい画風の作品です。少年と物の怪の静かな優しいお話しでした。私達の恋愛や人生観と異なり、二人は輪廻転生で何度も出会えます。しかし必ず望む様なハッピーエンドではない。山小屋で静かに優しく二人の時間を育んでいるこのお話を読んで、縁あって一緒にいるパートナーに優しくなりたいなぁと思うことでした。
まず絵が綺麗で読みやすかったです。が、最後まで読んでみて読み手によってハピエンか切ないかが別れるのかなと思いました。エロさは全くないです。
私はBL作品に人外やファンタジーは求めていないのですが、この作品だけはその言葉の意味をなくすほど素敵な作品だと思っています。BLだとか人外だとかそういう枠を超えてただただ美しいストーリーだと感じました。
その切なくて美しいストーリーの世界にスッと引き込まれ、テンと修一郎それぞれの気持ちにきゅーっとなったり穏やかな気持ちになったり。
先生の絵もとにかく美しいんです。
2人がいつまでも幸せにいてくれることを願いたくなる、そんな優しい気持ちにもさせてくれる作品だと思います。
いきなりひとりボッチになってしまった主人公。村を出ていこうと歩き始めたが、ある社で何かよくないものにつかれてしまう。助けてくれたのが、お面で顔を隠した彼。親切だけど謎過ぎる。
独特な雰囲気で、この作家さんならでは雰囲気なんだろうなと楽しく読ませてもらいました。絵がキレイなのもいいですね。オススメです。
テンはどのくらいの時をただ一人の人を思い、一人過ごしたのでしょうか?ただ一人の人の生まれ変わりを知り、出会い共に暮らす様になって互いを求め合える関係になった時は思いが通じて良かったと思う反面、次は一緒に生まれ変わり同じ時を過ごしたいと願う思いが切なくて…
願わくば偶然でもテンが生身の身体に戻れ修一郎と共に歳を取って行けたら更に幸せな気分になれます。
でもとても心に染みる作品でした。
違う次元を生きる事しかないので(解決策を見つけることを途中で放置したので)、ハッピーエンドなのか、悲恋なのかわからず…。
しかもお世話になった人たちをも置き去りにして、新居へ逃避行。
戦後の時代なはずなのに、言葉も現代風になったりするのなら、始めから修一郎は現代にすれば良かったのでは?とも思う。
設定に一貫性がなくて残念。
人外ジャンルは苦手で読むのを躊躇していましたが、ゆき林檎先生の作品ならと…
読んでみて大正解でした。転生や輪廻など色々深く考えさせられるストーリーでした。