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未知の世界
戦争を題材にした漫画では珍しい名古屋が舞台。あまり長くもなくスッキリ完結する物語です。自分を思い見つめられると思います。
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戦争を題材にした漫画では珍しい名古屋が舞台。あまり長くもなくスッキリ完結する物語です。自分を思い見つめられると思います。
何も知らない子供たちのお父さんが
出征して外地で戦死しています。
ドンドン戦死する人が増えて
やがて空襲も始まって
ドラマや映画では見ますが
こうやって漫画で見ると
静かに静かに怖くなる。
私の母は愛知県出身で、当時3歳だった彼女は、夜空襲にあう名古屋の町が『真っ赤に染まって綺麗だな』と思って見ていたと言っていました。
その赤く染まった下では凄惨な戦争が起こっていたことを、この漫画で改めて思い知りました。
身近な名古屋の言葉が切なくて、でも希望もあって、色々考えさせられるお話しです。
途中、乳母車の話が出てきますが、あれに似たものが祖母の家にあったのでビックリしました。
厳しい時代、断片的には知っているけれど、こうやって一つの家族を通してみることで、ぐっと身近になりました。明るく食いしん坊な主人公が可愛いです。まだ途中で、悲しい未来になっていくのがこわいですが、最後まで読みたいです。
戦争は残酷。
この時代を知らない私が読むと日々のありふれた日常もリアルに感じられてとても良い作品だと思います。
自分の子供たちが大きくなったら読ませてあげたいなぁと思いました。
空襲を受けた都市の中で最も被害が及んだ話と言えば私は東京大空襲が一番印象的でした。
当然、東京以外にも空襲があった話は関連の書物や番組等で多少は知っていましたが…
ここまで予想の範疇を大きく覆した大規模な空襲とは知りませんでした。
戦況に比較もありませんが、戦争とは無関係な一般市民をも巻き込む残虐行為そのもので、
可愛らしい絵柄とは裏腹に戦争という恐ろしく、
残酷で非道な出来事の一部分を知る事が出来る、
そんな素敵な作品です。
そして何よりも、戦争を経験された方々が年々と減ると同時に事実を知る手段が限られてしまう。
二度と繰り返さない為にも事実を風化させてはなりません。
だからこそ尚の事一読頂きたい作品です。
戦時中の生活を中学生?の主人公の目線から描いています。とても自然で素直な目線ですごく共感できます。まだ7話までしか読んでいないですが、この先ますます戦況が厳しくなる中、主人公がどう生きていくか気になります。
戦争によって何気ない日常が少しずつ歪められていく、その様が読んでいてとても切なくなる。今の日本にとっても遠い過去とも言えない物騒な情勢であるからこそ、自分に置き換えて読んでしまいました
戦時中は、こんな子供たちも当たり前の様に働き、お国のためにいろいろ特訓させられる。イマドキの子供たちも読んで欲しい作品です。明日も友達と会う当たり前の日常。この時代ではそれが奇跡だと思います。
父が空襲で逃げまわった話をよく聞きました、場所は神戸ですが祖母がもともとお嬢様で逃げるのが遅く防空壕に入れてもらえず溝に入りその辺の物で蓋をしてしのいだそうです、この漫画にあるように防空壕は蒸し焼きだったそうです、軍人さんの馬に焼夷弾が落ち焼けた馬を奪いあって食べたそうです、終戦まで軍人の理不尽は続いたそうです、生きてるのが奇跡だと言ってました。