みんなのレビューと感想「バセドウ病が原因でした。おまけに強迫性障害も!」(ネタバレ非表示)

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- 全25話完結(40pt)
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2.0
NEW甲状腺機能亢進症は確かに大変
医療者です。
私自身は、バセドウ(甲状腺機能亢進症)の反対で、橋本病(甲状腺機能低下症)に罹患しています。コロナ禍にコロナ病棟で過労になって倒れても、使命感から無理をしたのが原因です。
数年経た今もさまざまな症状に振り回されていますが、生きるからには誰かの役に立ちたいと、文字通り命を削りながら働き続けています。心臓も悪くしました。
甲状腺は人間の代謝を司る大切な器官です。にもかかわらず、甲状腺は機能を傷めても怪我や誰もが理解可能な心疾患などと違って、症状がどれも怠け者のサボりのように見えてしまうという難点があります。
線維筋痛症も同じですね。
大変さが本人にしかわからないだけに、周りの理解がないようなセリフに卑屈な被害者になりやすいものでもあります。
その無理解を理解して、疾患を一切表に見せずハードに働き続けていますが、それは私が医療者であり、患者さんの周りの方の反応を間接的に経験しているからかもしれません。
今回の主人公は甲状腺機能亢進症で、常に全力疾走しているような苦しさが身体を襲う毎日だと思います。
医師という医療の専門家でも甲状腺疾患に対する知識や鑑別能力にはばらつきが大きく、専門医でないとわからないことが非常に多いのも事実です。
確かに主人公の医師の選り好みや、一方的な被害者感情で職場を恨むのは子どもじみているなと感じますが、理解ができる疾患ではないことをわかっているならば、自分から丁寧に説明をするところから始めても良かったのではないかなと思います。
種類を問わず疾患に罹ることは誰しもあることですし、その当事者でないと苦しみを想像も理解もできない疾患は山のようにあります。
疾患を理解しようとする周りの寛容さの有無や程度はありますが、罹患者は説明意識を、周りは当事者意識を持てたら理想でしたね。
とはいえ、日本は休職者や時短者も人足カウント1して人員補充ができないまま同僚の負担が増える仕組みが中心だから、罹患者は攻撃の的になりやすいのも問題かな。
被害者にならず、そこを踏まえて漫画を描いていたら、きっと理解を得られる部分も今よりはあったんじゃないかなと残念です。by ぽたきちろ-
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5.0
参考になる
バセドウ病って名前だけは知っていたけど、実際にどういう病気なのか知らなかったので参考になります。
体調不良になった時に、バセドウ病を疑えるきっかけになる作品だと思いました。
また、バセドウ病の人の大変さが少しですがわかった気がするので、困っている人がいたら助けになれるように行動したいと思いました。by わにたろう-
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5.0
うちは親戚が橋本病だらけです。
遺伝もあると言われる事もあり、年に何回か血液検査してます。家族性の持病が他にもいくつかあるので、甲状腺はめちゃくちゃ怖くて、マンガで色々知りたいです。
by 御所-
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3.0
こんな作品があったなんて!私の父、親戚、友達など、私の周りには結構バセドウ病の方が多くいます。なので、症状などとても勉強になりました。
by とみんちゃん-
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1.0
全く作者に同情できない
採血が怖いって理由で血液検査を後日にして欲しいとゴネて女医さんに溜息つかれた事を「この先生怖い」と言う。
その後せっかく信頼できる医師を見つけたのに、祖母に言われたからって結局ほかの病院を受診したりとか
(何でおばあちゃんの言いなりになるの?おばあちゃんに事情説明しないの?)
それほど体調が悪いわけでもないのにいきなり2ヶ月も休職して彼(婚約者?)と旅行に行って
復帰後に上司の方から退職勧告されたら被害者ヅラって成人した社会人女性とは思えない頼りなさ、考えの甘さに呆れました。by 氷いちご-
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4.0
誰も好んで病気に罹患しているわけではないけど、会社側からしたら、健康体の人を雇いたいのも当たり前に理解できる。つらいよね。主人公を応援してます。
by なんど寿し-
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3.0
回りにバセドウ病の人がいるので理解するためによみはじめたのですが分かりやすいです。疲れやすいと書いてあったので、自分も疑ってしまった…
by みおp-
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4.0
具体的
甲状腺にまつわる色々な心配や悩み、まわりの人たちの知らないことによる誤解や治療への反応が垣間見れて興味深いです。
by マダムつきこ-
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5.0
自分も,この病気の気があるので,興味深かったです。分かりやすくて描かれていて,いろいろ,参考になりました。
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2.0
病気を理由にしすぎかな?
私も元バセドウ病で、途中から橋本病も併発しました。
メルカゾールは6錠からスタート、
大きな専門病院の部長先生に「今までしんどかったなぁ。でも絶対治るからな!」と言って頂き、
それまで激しい疲労感と動悸の原因が分からず、大きな病院の検査を転々としていたので、やっと神様が出会わせてくれたと涙しました。
(当時はまだバセドウは有名でなく、医師でも見落としが何件もありました)
6錠スタートで、睡眠時でも3キロマラソンを全力疾走した後と同程度のエネルギー消費、と言われました。
当時は学校の階段が手すり無しでは上りきれず、教室に入るや否や自分の席に倒れるように座りとても授業どころではありませんでした。
治療が始まってからは当時17歳の私も泣き言は言ってられません。
遠方の大病院、道路の渋滞になかなか入れない混雑した駐車場、すべてが大変でした。
が、病気を治してあげると言ってくれた神様のような医師、副作用も辛い時期がありましたが全幅の信頼を置いて治療にあたりました。
6年ほどで「寛解」と一応の診断を頂きつつも、橋本病の数値は出てはいたので、その後の結婚や妊娠・出産はなかなかキツかったです。
それでも泣き言言ってられない。
仕事もしますし家事も育児も、、
夫がほぼ家にいないハードワークなのでほぼワンオペです。
子供が産まれてからは一息ついた記憶がほぼありません。
それがバセドウを患った患者として正しい生き方かどうかはわからないけど、私は職場に理解を求めようとした事はなかったです。
偶然にもそれに耐えられる身体だったから…と言われればそうですが、ちゃんと投薬治療して数値が良くなれば普通の生活ができる病気なんだということを、まずもって広めて頂きたかったです。by kiiko5678-
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