機能不全家族
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あらすじ
母親からの虐待、見て見ぬふりをする父親、統合失調症の弟、無理して明るく振る舞う妹……。家庭としての機能を果たさない家庭のことを<機能不全家族>と呼ぶのであれば、私が生まれ育った家庭は、まさに<機能不全家族>そのものでした。暴力、ネグレクト、無関心、統合失調症の弟、パワハラ、鬱、自殺願望……。数多の波乱を生き抜いた著者が描く、衝撃の実話エッセイ!!
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みんなのレビュー
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とてもリアル
とてもリアルです。なぜなら、この母親、私とそっくりです。現在私は児童相談所で相談しています。私はまだここまでひどくはないですが、心境はとてもよく分かる。
これは母親だけがおかしいのではなく、父親の無関心が引き金になってます。私もそうです。結婚したのはただの家政婦要員だったらしい、全然他人に興味がなく、私の話を聞かない夫。
子供とはよく休日に遊びに行くのです。それは、自分がそういうよい父親でありたいから。かといって、子供達の教育やしつけ、世話など根本的な育児の部分はまるでノータッチ、無関心です。話をもっていってもすべて私に押し付けます。
医師は転勤が多く、奥さんはほぼ1年おきに毎回新しい土地で新しい人間関係を築かねばならず、ものスッゴクストレスです。
なのに、頼れる身内が近くに誰もいないということになります。だから精神的に私もおかしくなりそうでした。
夫は仕事のことしか考えてないから、そこら辺の苦労をまるで理解しようともしないです。これが、最初の主人公の母親の「どれだけ大変か分かってない!」に繋がると思っています。
母親がおかしいのではない、父親も同等の責任があります。by 匿名希望- 64
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3.0
10話読了。父親が気になる。
配信10話、読みました。
ネタバレ感想ご注意ください。
重い話です。
ざっくりとあらすじ。
主人公は3人きょうだいの長子で女の子。
母親がモラハラ親なのですが、だいぶ奇行の目立つタイプ。
父親は医者。
母親の子供達に対する虐待、暴力は日常茶飯事で、
父親は無関心。
ついに、目に余る母親は、互いの祖父母
を交えた話し合いにより、子供と離れ離れになります。
そして、父親と子供3人の生活が始まるのですが、
父親は、反応が気持ちよく返る人ではなく、、
そして数年後、弟に異変が。
10話おわり。
感想。理由はどうであれ、恐怖を植え付けなついたら甘い母親は、モラハラであり
私は同情しません。
気になったのは父親。
父親も悪いと漫画を読んで思いました。
金は出すけど、愛情が感じられないんです。
朝ご飯のやりとり。あれは引きました。
ここは職場じゃない。血の繋がった家族でしょ。
そりゃ娘(主人公)が絶望しますよ。
主人公の学生時代の行為については、18歳未満に自己責任を求めるのは酷。
確かに自己責任なんだけど、ここまで追い詰めたのは何が原因か?です。
人間そんなに強くない。
10話までは壮絶な話と感じましたが、11話以降は、どんな展開でしょうか。by あすか時代- 55
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4.0
ありえる話です
突然キレて、どうでもいいことで夫婦喧嘩、うるさい母親に父親は逃げる、母親は子どもに八つ当たり…のループが良く書かれていると思います。子どもの事なんて全く眼中になく、あったかと思えば自分の思うように押し付けて、あれじゃ男の子は心の病気になると思う。女の子は愛情を求めて男性に走るでしょう。私がまさにそうだったから、泣きながら読みました。そうなっちゃってる人へ。自分を愛する価値があなたにはあるよ。自分を大事にしてくれる人を信用してね。自分を傷つける人から卒業してね。私は出来たよ。あなたも出来るよ。大事な人を守っていく人生ってとても充実しているよ。親のようにはならないから安心して。この物語は全ての親に読んでほしいです。
by 匿名希望- 41
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4.0
え?これで完結??
弟さんの状況や今後が気になるし、妹さんの内面についてももっと描いて欲しかった。
ここでは非難されですが、このお父さんはお父さんで子どもたちに愛情があったと思います。口にするのがとんでもなく下手なタイプで、多分、本人も自覚があるんじゃないかと。
実際子どもが助けやコメントを求めても余計なことしか言わないし。更に気も利かないタイプ。
ただ、子どもに対する暴力を理由に離婚して母親から引き離して面会禁止したり、弟さんのために激務であろうに仕事終わったら遠くから駆けつけたり、、、愛情はありますよ。ただ、他人が愛情に気づけないくらい表現が下手。
作者の方は全く気づいてないようですが、医師ってかなり激務ですよ。さらに、モンスター患者も多いし、人間関係も硬直的でかなりストレスのたまる仕事。
そんな父親が子ども3人引き取って暮らしてるって、お手伝いさんがいる描写もないし、かなりすごいことです。
あまりお父さんを責めないであげて欲しい。
お母さんは典型的な自己愛系の精神疾患だと思いますが...by まちカフェ- 34
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3.0
何か、意味が
作者自身の子ども時代を描いたエッセイ漫画。
虐待する母親、「何もしない」という間接的な暴力を行使する父親、傷つけられ、追いつめられて、それでも親を嫌いになれない子どもたち。
読んでいて、胸が痛んだ。
客観的にはどんなに酷い親であろうと、ある時期の子どもにとっては、親が世界のほとんど全てなのだ。
これほど悲しいことが他にあるか。
私は、漫画の読者としては、この作品を評価できない。
酷い言い方で申し訳ないが、この漫画を読んだことは、私にとっては、意味はなかった。
こういう家族は世界中にいて、その中に一人として私が救える子どもなどいはしないのだという現実を、私はとっくに知っているし、そんなことをわざわざ漫画を読んでまで思い知る必要はなかった。
しかし、だからといって、作品に何の意味もないか、と言えば、違う。
つまり、「誰にとって」意味があったのか、という問題だ。
それは、「作者にとって」だ、と私は思う。
こういう種類の過去の傷は、おそらく、完全に癒えることはない。
けれど、それを漫画として「表現」できた時点で、そこには何%かの救いが、既にあったのではないか。
表現とはそういうものだと私は思う。
私は、わがままな一人の読者だから、漫画の作者には、読者のことを考えてくれや、という身勝手な要求をする。
しかし、この世には、どんな読者のためでもなく、まず作者のためにある、という作品も、あっていいのではないか、とも思っている。
そういう場所から出発した作品が、巡りめぐって、作者と似た地獄を抱えた人に、光を当てることも、あるだろう。
だから、この漫画には、あった、と思う。
少なくとも、誰かにとっては、何か、意味が。by roka- 31
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