【ネタバレあり】Papa told meのレビューと感想

あちこちにあの頃の自分がいます…

連載中からずっと読んでいて、コミックスも全巻持っていました。
あの頃の私はゆり子ちゃんと同じジレンマの中にいて、北原さんのような夢を持っていました。
その後は子どものことで悩むさとこさん、小説家を夢見る高校生…。
この作品の全てにいつかの自分がいるのです。
もうどこかにおいてきて、そのことさえ忘れたけれど、この作品を読むと、そのことを思い出して、
嬉しい様な、寂しいような、でもどこか暖かい気持ちになります。
そしてそう思える自分を、また少し、好きになれるのです。

大人びた主人公

昔に読んだ事があるんだけど、主役の知世ちゃんが大人っぽい。作家の父で、私立の小学校に電車通学。
いま読み返すと、こだわりがすごいんだなあと思う いい意味で。父子家庭のパパと娘のやりとりが大人。

題名を見て、何か見たことあるような...読んで、懐かしい〜。あの頃が蘇りました。
絵や服装は昔の流行りですがオシャレで可愛いです。

雑誌で読んでいました。すごく素敵なお話ときれいな絵、大好きです。登場人物がみんな出来すぎない程度にいい人でおしゃれ。千世ちゃんはどことなく小公女セーラのような雰囲気。おとうさんはイケオジ！

この親子関係に憧れる。会話の内容も大人同士と言うよりもナナメに面白く話すしポジティブ感がすごくいいなと思います。

素敵な親子

素敵な親子で、憧れる父娘関係。こんな素敵なお父さんといい子の娘さん。大きくなった時の姿もみてみたい。

理想の父子家庭。

姉があつめてたのを読んでいました。
今も、別紙で連載されてますが、画風が簡素化されて、ちょっと残念です。
哲学要素があります。
小学生の知世ちゃんの子供ながらの鋭い感性に感嘆しつつ、周りの殺伐した生活にエッセンスを与え、癒す力に羨ましさを覚えました。
随所に、華美にならないセンスが散りばめられていてこの世界に住みたいといまだに思います。
ちなみに、NHKの教育テレビだったころ、実写化されたのは黒歴史だとおもっています。