不浄を拭うひと

あらすじ

山田正人、39歳。彼が脱サラしてはじめたのは、孤独死などの変死体があった屋内外などの原状回復をサポートする「特殊清掃」の仕事だった。彼は、さまざまな状態で死を迎えた人びとの「生活の跡」を消しながら、故人の生前のくらしに思いをはせる……。『透明なゆりかご』の沖田×華が描く、新しい物語!

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みんなのレビュー

  1. 評価:5.000 5.0

    この仕事をしてる方や作者様に感謝

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    グロいとか言ってる方。
    タイトルからしてグロさ醸し出してるんだから読まなきゃいいのに。

    こんなの見たくないとか言ってる方、
    だって生あるものは皆死んでいくんだよ?
    皆がベッドの上で人形みたいに皆が亡くなると思っているの?
    これが、現実なんだよ?
    もし親戚家族がこうなったとしても、「見たくない」と言ってそれこそ特殊清掃の方に丸投げするの?

    私はこういうテーマどんどん世に出して伝えるべきだと思う。
    こういう仕事して下さる方がいることに感謝ですよ。
    だって、わたしにはできないもん。

    星1の読者層が若い方々なのかな?
    嫌だ、キモい、遺体の状況が変とか言う前にまず感謝しようよ。。。

    なんか、平和ボケしすぎだよ。

    • 732
  2. 評価:5.000 5.0

    容赦ない現実

    ある作品を読んで特殊清掃の仕事に興味がわき、最終的にはそういった仕事に就けたらと考えていました。

    今作品でかなりリアルな視点から特殊清掃の仕事というものを見てさすがにたじろぐ思いです、人は死んだらこうなるということ、突然に死は訪れるということ、遺品から垣間見える故人の人生、決して他人には見せられない、見られたくなかったであろう秘めた部分までも、全て他人に清掃、処分して貰わねばならないという…一人で突如として逝かなければならないというだけでも悲惨なのに、人生の終わりはかくも酷なものかと。

    こうも次から次へと目にする容赦ない現実の数々に果たして自分なら正気を保てるのだろうかと考えてしまいました。

    事実に基づくエピソードの凄まじいこと、人間の体ってそうなるんだ…と初めて知る内容があまりにエグい。沖田さんのかわいらしい作画でかなりマイルドなタッチになっているとはいえ、大抵の人間には耐え難いでしょう。

    しかしそんなトラウマものの現実と向き合い粛々と不浄を拭い続ける人達がいるというのもまた現実であり。

    誰かがやらねばならない仕事、というものは世の中に必ずあり、その人達のお陰で空間は日常を取り戻す。

    打ちのめされたと同時に特殊清掃員の方々には頭が下がるばかりです。素晴らしい作品をありがとうございます。

    • 934
  3. 評価:5.000 5.0

    すごくハマる。そして言葉にならない。

    ネタバレ レビューを表示する

    特殊清掃をされている方の話です。
    沖田×華さんの他の作品も読んでいますが、いつも思うのが、絵柄はどちらかというとかわいらしくもあり、単調なのですが、だからこそこういった、実生活ではなかなか知り得ない、でも実は知らないだけで現実に起こっている話を読みやすく読めるのかなと感じます。

    内容は…。だいぶグロいというか衝撃です。人間て、孤独死ってそうなるんだと…。
    普段ニュースで何気なく、孤独死を聞くことがありますが、どういった状態なのか、そこまで考えたことがなかったので、色々と考えさせられる話でした。
    特殊清掃を通して、そこで生きていた方の生前の姿を垣間見ることができたり、世の中には本当に色んなことがあって、色んな仕事があるんだなと、感慨深い気持ちになりました。

    一話毎に完結しているので、どこから読みはじめても分かりやすいですし、一度読んでみるとどんどんはまっていきます。
    おすすめです。

    • 256
  4. 評価:5.000 5.0

    「好奇心」では読めない

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    沖田さんの、社会に絶対あって、でも、中々日の当たらないエピソードを、「グイグイ読ませる」お話。絵柄のせいなのか作者さんの人柄のせいなのか、ただただツラい内容ではない。ないけど、やっぱりツラい。。。試し読みの、お部屋の外に液体が流れてて、虫がピチピチしてるの見ただけで、たまらなくなった。でも、こういうことは、現実でも、きっとあるよね。。。沖田さんが描くのでなければ、読めないと、思います。目を背けては、いけないよね。。。

    • 145
  5. 評価:4.000 4.0

    考えさせられる漫画。作者に感謝。

    ネタバレ レビューを表示する

    『私は誰にも迷惑をかけずに生きていきたい。1人で生活して、最後は孤独死でもいいわ。』と言うヘルパーさんに、医師である叔母が『それが1番家族や周りの人に迷惑をかけるのよ!孤独死がどれだけ酷い状態か知ってるの⁈」と声を荒げていたのを思い出した。

    叔母は医師(解剖医の経験あり)だから、漫画のように孤独死して何日も経って発見されるとどうなるのか、よく知っていたのですね。

    この漫画を読んで、『病院のベッドの上で家族に看取られるのは本当に幸せなこと』とも言っていた叔母の言葉に納得です。

    知らない世界を学びました。
    こういう、誰も教えてくれない綺麗事は通用しない現実を描いてくださる×華さんにはいつも感謝です。

    by 匿名希望
    • 285

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