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12歳で知らない土地に王妃として嫁ぐ事になった彼女。彼女の歳を聞いていない上、彼女だと送られて来た肖像画は彼女の母だった。しかもその肖像画を見てその姿に見惚れていただけに彼女が12歳と聞いてショックと騙された怒りが交差していた。しかし花嫁衣装を纏った彼女を見て欲情した自分が許せずそれを境に彼女に会おうとしなかった。そして6年という月日が経ち、その間彼女の処遇はひどかった。それでも彼はその後の彼女を気にも止めず、まさか王妃の息がかかった女性を送り込まれている事に気づかなかった。そして彼女に再会しか驚いた立派な大人の女性に成長していたから。何故もっと早くに会わなかったかと後悔し、欲情した思いを充そうとした途端、王妃は自ら命を断とうとした。何とか持ち堪えたが彼はショックだった。彼女のこれまでの処遇を聞いて後悔したし、懺悔した。でも彼女の心は頑なに閉じていた。それでも彼女への想いを伝えやがて解かれた。もう彼女しか欲情しないとまでなった王。コツコツ彼女の立場や国民からの信頼など王は取り戻すようにしながら愛を伝えた。賢く頭の働く彼女を娶り共に国を良くしようと王妃を立てながら幸せになるよう努めた。
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