みんなのレビューと感想「冥婚の契」(ネタバレ非表示)

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3.0
ホラーとミステリの難しさ
冥婚、という(現代日本の通常の感覚で言うと)奇妙な風習をモチーフにしたホラー漫画。
実質、ホラー・ミステリ、というような感じで、初期の「リング」的というか、恐怖の正体を探る展開は、なかなか面白かった。
イマイチ高く評価できなかったのは、ホラー漫画としての「画」のインパクトが薄かったのと、ホラーとしてはちょっと因果関係みたいなものがカッチリし過ぎているように感じたからだ。
ミステリは大いに結構なのだが、そのアプローチは、意外と、ホラーとの相性は難しい。
原因があって、結果があって、つじつまが合う。
それは、ホラーとしては、微妙なのだ。
わけがわからないことほど恐ろしいことは、ないからである。by roka-
10
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3.0
引き込まれる
ホラーが好きなので何となく読み始めたら、先が気になってついつい続きを買ってしまいました。
冥婚って何かで見た事があって興味があったので、どんな展開になっていくのか楽しみです。
本来は思いやりから出来た風習だと思うのに、悪用されたら怖い事になっちゃうんだなと思いました。by 匿名希望-
11
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5.0
怖さだけじゃない
前半の方のホラー王道っぽさも良かったが、そこからの謎解きと人間模様に惹き込まれて読み進めてしまいました。
登場人物のそれぞれの背景、更には過去と現在が絡み合ってクライマックスまで無理なく引っ張っていってくれます。
もしかしたらホラーファンには物足りないかもしれませんが、怖さだけでなく、いろいろな意味で読み応えのある漫画だと思います。
クライマックスは派手?でしたが、物語の終わり方は後味悪い系ではなくスッキリするものでした。
全体を知った上でもう一度読み返すのも面白そう。by しみちょこビス-
0
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4.0
元は優しさの風習から
冥婚絵馬はテレビ番組で観て知っていました。亡くなった人を想ってあの世で幸せにと願った遺族の優しさから生まれた風習と紹介されていました。そこでも、描く相手は架空の人と言っていました。実際の人を描くとあの世に連れて行かれてしまうから、と。
引き込まれます。主人公は何故絵馬に描かれてしまったのか?ヒロインの美人教師の家系は何故代々女性は自害してしまうのか…?主人公は決してイケメンではないですが、謎に立ち向かう姿は逞しいです。by りぷ26-
1
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5.0
お薦めです。
未婚のまま他界した我が子のために、結婚相手を描き、あの世で婚姻させる冥婚。東北地方で昔に行われていたとは聞いたことがあるが、それが漫画になりました。ネタバレは省きますが、よく出来たストーリーで、ミステリーであり、オカルトでもある。久しぶりによく出来た漫画に出会えました。あ、因みに画力はイマイチです。笑。が、それを差し引いてもお薦め出来る漫画です。
by 晴耕雨読-
0
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5.0
方言が怖さを増している
田舎、因習、輪廻転生…不気味で陰鬱なテーマだし心霊現象や怖いシーンもあるけど、どちらかと言うとミステリー寄り?個人的には訳がわからないままモヤモヤして終わるより、きちんとオチがある方が好きなのでミステリー寄りの方が嬉しい。最後はどんな風に終わるのか期待です。
ど田舎と言っても学校の規模からして人里離れた謎の集落って程でもないようです。by 羆猫-
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3.0
物悲しさが漂う
途中まで購読したのですが、じわりとした湿度を感じる作風に少し怖気付いてしまい、再び読むことができません。
一緒にしたら怒られるかもしれませんが、某巨大掲示板で生み出された民族学的ホラー話が好きだった方は楽しめそうです。
作品の主題となる風習自体は、東アジア特有の風情というか物悲しさというか、、そんなものを感じさせますね。だからこそ、読んだ後も心の片隅に残り続けます。by はんぺん堅太郎-
0
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3.0
ホラー
中国に独身で亡くなった人に、同じく独身的亡くなった異性との結婚式を挙げる文化があるそうですね。理想の亡骸か見つからない時にはさらわれて…という事件が報道されたことも。ここ日本でも似た文化があるのでしょうか。作品では絵を使った婚礼として描かれていますね。亡くなった人との婚礼が執り行われた主人公が恐怖に見舞わられる今作品は恐いです。
by 匿名希望-
1
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5.0
凄く怖い
凄く怖いですが、凄く面白いですし、続きが気になる。絵も巧くて見ていて引き込まれます。実際にこの風習があるところが日本にあるんですよね。テレビで見たことあります。でも、このリアルと作ったお話を合わせて本当にあり得そうなストーリー。よく思いついたなぁと感心しちゃいました。
by 匿名希望-
2
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4.0
絵柄がホラー向き
冥婚絵馬のホラー作品は、岩手出身の作家高橋克彦の作品にもありますが、元が死者への愛情から生まれたもののせいか、ネタとして怖くなりにくいと思ってました。
主人公が理不尽なまでに疎外されているのもいい感じです。
この作者の絵柄は、微妙に崩れた感じや暗さ漂う感じ、方言の使い方など、ホラー作品向きだと思います。by 八雲と不知火-
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